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ことばに関するworks014のブックマーク (14)

  • 「御苦労」系労い言葉の変遷

  • 日本語、どうでしょう? - 第202回 「雪辱を□□□」 :シャパンナレッジ

    今回の表題は問題でもある。「雪辱を□□□」の□に入る3文字のことばは何か? 正解はと何かと言うと、「果(は)たす」である。 つまり、「雪辱を果たす」で、「昨年の雪辱を果たして優勝した」などと使う。「以前受けた恥を、仕返すことによって消し去ること。現代では多く、競技などで、前に負けたことのある相手を破って、負けた恥をすすぐことをいう。」(『日国語大辞典 第2版』)という意味である。 ところが、最近来の言い方ではない「雪辱を晴らす」と言う人が増えているようなのである。実際に、インターネットで「雪辱を晴らす」を検索するとかなりなヒット数がある。 文化庁が発表した2010(平成22)年度「国語に関する世論調査」でも、「雪辱を果たす」を使う人が43.3パーセント、「雪辱を晴らす」を使う人が43.9パーセントと、わずかではあるが「晴らす」派が多くなっている。 「雪辱」とは、辱(はじ)を雪

    日本語、どうでしょう? - 第202回 「雪辱を□□□」 :シャパンナレッジ
  • ひっくり返したら意味が変わる熟語・変わらない熟語 - アスペ日記

    漢字熟語の中には、ひっくり返しても似たような意味になるものがある。 外国:国外 白黒:黒白 回転:転回 左右:右左 中途:途中 糧:糧 生死:死生 文例:例文 習慣:慣習 それぞれ使いどころやニュアンスは少しずつ違うけれど、だいたい同じような意味になる。 これらは、主に三通りに分類できる。 (1) 回転:転回、習慣:慣習、糧:糧 (2) 白黒:黒白、左右:右左、生死:死生 (3) 外国:国外、中途:途中、文例:例文 どういう基準で分けているかわかるだろうか。 (1) 似たような意味の漢字を並べたもの 「」と「糧」には、どちらにも「たべもの」という意味がある。だから、それらを組み合わせた「糧」や「糧」も、やはり「たべもの」という意味になる。 そもそも、なぜ似たような漢字を並べた熟語があるのか。 それは中国語の話になる。 同じような表現を並べて意味を強めるということはいろいろな言

    ひっくり返したら意味が変わる熟語・変わらない熟語 - アスペ日記
  • 「〜足りうる」という書き方 - アスペ日記

    ちょっと前に、次のようなタイトルの記事を見てびっくりしたことがある。 セルフパブリッシングはなぜ初音ミク足りえないか? これを見たときは、頭が痛くなる気持ちだった。 電子書籍とはいえ、「書く」ことに携わる人間が、どうやったら「足りえない」なんて書き方ができるんだ? と。 そう思ったが、その時はただ「こんなアホもいるのか」と、個別の人間の問題に帰して流してしまった。 しかし、つい先日、次のようなを目にして言葉を失った。 誤訳も芸のうち―文芸翻訳は一生の仕事足りうるか (柏艪舎文芸シリーズ)posted with amazlet at 13.05.29山光伸 柏艪舎 売り上げランキング: 406,117 Amazon.co.jpで詳細を見る*1 「文芸翻訳は一生の仕事足りうるか」という副題。 これは電子書籍ではなく、紙のだ。 出版されるまでには、何人もの出版関係者の手を経ているはず。 そ

    「〜足りうる」という書き方 - アスペ日記
  • なぜ広まった? 「『訊く』が正しい」という迷信 - アスペ日記

    タイトルはパクリ。 二つの疑問 タイトルを読んだ人の反応は、主に次の二つに分かれる*1だろう。 「訊く」が正しいなんて思っている人がいるの? 「たずねる」という意味では「訊く」が正しいんじゃないの? まず、「訊く」が正しいなんて思っている人がいるの? という人に対して。 当にいる。 Yahoo! 知恵袋の質問から引用。 聞く・聴く・訊く・・・「きく」の使い分けについて 噂を聞く (中略) 道を訊く 上記例で使用例は合っているでしょうか? 訊 字は、たづねるの訓があり、訊問(じんもん)という言葉もありますから、人に問うの意味で使うと考えて良いでしょう。 (中略) 質問者さんの挙げた例は、正しく使い分けられています。 こういう人は実際に「訊く」が正しいと思っているということだ。 そして、「訊く」が正しいんじゃないの? という人に対して。 小説から少し引用する。 まず、「坊っちゃん」の冒頭部分

    なぜ広まった? 「『訊く』が正しい」という迷信 - アスペ日記
  • ネットに広がる「正しい」日本語 - アスペ日記

    ネットで日語を観察していると、「正しさ」を求めて知恵袋などで質問する人がいます*1。 「ラジオを『つける』というのはどう書くのが正しいの?」 「『分かる』『解る』『判る』はどう使い分けるのが正しいの?」 一方で、ネットではいろいろな「正しさ」の主張も目にします。「訊く」や「目をみはる」については、これまでここで扱いました。 「正しさ」の主張としてよくあるのは、「来はこう書くのが正しいが、当用・常用漢字によってそれがゆがめられた」というものです。 ただ、そういう人が思う、ゆがめられる前の「正しい」日語というのは、実は昔から「スタイル」のひとつにすぎないということが多いのです。 以前記事にした「訊く」はその典型ですが、今回は 失(な)くす*2 点(つ)く・点(つ)ける 保(も)つ の三つを取り上げます。 この三つに共通するのは、「これまで平仮名で書かれることが一般的だった」ということです

    ネットに広がる「正しい」日本語 - アスペ日記
  • 「新年おめでとう」はNG? 震災で年賀状に異変  「謹賀新年」控え、「笑門来福」「絆」「笑顔で」 :日本経済新聞

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

    「新年おめでとう」はNG? 震災で年賀状に異変  「謹賀新年」控え、「笑門来福」「絆」「笑顔で」 :日本経済新聞
  • 「エンスト」はエンジンストップの略じゃなかった - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言

    (第234号、通巻254号) 思い込みによる言葉の間違いは、辞書編纂(へんさん)者も凡人と同じように犯すことがあるようだ。 エンスト。意図しない所で不意に車のエンジンがストップしてしまうこと。この語は、エンジン・ストップ(engine stop)という英語を日流に略したものだ、と思い込んでいた。ところが、数日前、当ブログの愛読者の1人から「三省堂の辞書は間違いが多い。エンストをエンジンストップの略語だと、解説しているが、正しくは“エンジン・ストール”の略語である」という趣旨のコメントが寄せられた《注1》。 まさか、と思いながらもさっそく各辞書に当たってみた。いつもと手法を変えて、まず和英辞典を引くと、『スーパーアンカー和英辞典』(学研)は「エンスト」の項で「engine failure[stall]」と英語を示した後、「危ないカタカナ語」なるコラムを設けて次のように親切に教えている。 「

    「エンスト」はエンジンストップの略じゃなかった - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言
  • 「知ってか知らずでか」 - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言

    (第193号、通巻213号) 愛用している英和辞書が2冊ある。学習研究社の『スーパーアンカー英和辞典』と小学館の『プログレッシブ英和中辞典』である。スーパーアンカーの編集主幹を務める山岸勝榮氏は英語学、言語文化学が専門。日語の語感もするどい。同氏が自分のホームページ「山岸教授の日英語サロン」《注》で、“知ってか知らずでか”を“知ってか知らずか”と書く人が多くなってきている、と慨嘆している一文を読んだ。それに触発され「知ってか知らずでか」という慣用句についてにわか勉強を始めた。 結論的に言ってしまえば、「知ってか知らずでか」が伝統的な来の用法だったと思われる。それが、いつのころからなのか、後ろ3文字の一部が省略されるようになってきた。その延長で広まった新語法の中で勢力をもったのが「知ってか知らずか」だ。 今や新聞でも使い、テレビ、ラジオのアナウンサーも口にしているが、山岸氏に言わせると「

    「知ってか知らずでか」 - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言
  • 「ご存じ」か「ご存知」か - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言

    (第192号、通巻212号) ひらがなで「じ」と書くか、漢字で「知」と書くか。今回の標題の場合、あなたはどちらを使うだろうか。おそらくほぼ半々に分かれるに違いない。 「ごぞんじ」は、動詞「存ず(る)」から来ている。存ずる、とは「考える」「思う」や「知る」「承知する」「心得る」の意の謙譲語である。その動詞の連用形が名詞になって「存じ」になり、そこに敬意を表す接頭語「ご」が付いたものと考えられる。現在では「御存じ、ご存じ」と書くのが普通である。しかし、「知る」という意味に引かれて一般に「御存知」と書くこともかなり行われている《注1》。 ほとんどの国語辞典や用字用語辞典の類は「御(ご)存じ」を正統扱いにしている。見出しに「御存知」を出している辞書でも「じ」の方を先に挙げており、「ご存知」は当て字としている場合が多い。以上が通説である。 『明鏡国語辞典』(大修館書店)の編者たちが執筆している『続弾

    「ご存じ」か「ご存知」か - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言
  • 「わたしが作った」: ことば会議室

    (01/01)ことば会議室へようこそ (01/01)認証コードについて (09/29)「この人が作った」コメントとトラックバック (05/04)芸妓を、仮名垣魯文 (02/02)「寸劇」野呂辰之助 (10/31)艶笑 (09/09)さくさ(感) (09/02)クイズ!日語王(2006.06.08) (08/28)粗熱を取る (08/24)ブルーギル 当なのか、勘違いなのか、嘘なのか、真偽は定かではないけれど、「わたしが作った」「わたしが始めた」「わたしが広めた」という記録を集めたいものです。 手塚治虫『マンガの描き方』光文社(カッパホームス)1977.5.30 音ひとつしない場面に「シーン」と書くのは、じつはなにをかくそうぼくがはじめたものだ。(112頁) 岡島昭浩 さんからのコメント ( Date: 1999年 12月 10日 金曜日 17:51:00) 「はじめた」→「始めた」

  • 異音か別の音素かの判定と当事者の意識*1 - くうざん、本を見る

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/keita_yamaguchi/20080618/1213772384 こちらの「を」の話を読んで。 柳田征司『室町時代語を通して見た/日語音韻史』武蔵野書院ISBN:4838601387 では、松山方言のオの音価を次のように記述している。 愛媛県松山市方言の〔o〕〔uo〕*1 音声環境 語頭 o 語中 語尾 前接母音 a・o 前接母音 i・u・e uoが普通、oとも これは、柳田氏は、別音素ではなく、異音と解して記述しているものである。 ところが、地元ではこれを別音素であると思っている人が多いらしい。 また、広母音の後に於いても「uo」で発音する人もいるらしく、これらについては、 「くっつきの「を」は〔uo〕か」という意識が一般人にもあるものと思われる としておられる。 (なお、柳田氏は

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  • 現代仮名遣いでは「差詰め」は「さしづめ」で良いと思います - ¬¬日常日記

    学校では教えてくれない日語の秘密 - プログラマ的京都生活 という記事を読みました。おどろおどろしい事が書かれていてびっくりするのですが、なにか誤解があるような気がしてなりません(記事に挙げられているは読んでないので分かりませんので、記事に書いてあることについてです)。もちろん日語の表記について思うところは人それぞれであるかと思います(私自身は日語だけど国語の人じゃない上に意味論の人なので表記にはあまり思うところがありません)。しかし、現代において基準とすべきなのは、あくまでも「現代仮名遣い」であって、「現代かなづかい」ではないと思います。なので今更「現代かなづかい」を基準として現代の日語表記を語っても仕方ないと思います。えーと、プログラマ的にたとえるのならば、今更Perl4でjcode.plをもってPerlがさぁ、みたいな話をしてもちょっと困ります、みたいな? http://h

    現代仮名遣いでは「差詰め」は「さしづめ」で良いと思います - ¬¬日常日記
  • FAQ【現代仮名遣いで「地震」はなぜヂシンではないのか】: ことば会議室

    現代仮名遣いでは、zi,zuの表記には、原則として「じ・ず」を用います。「ぢ・づ」を用いるのは例外であって、これは「同音の連呼」と「二語の連合」の場合に限られます。「同音の連呼」というのは、「ちぢむ/ちぢれる/ちぢこまる/つづみ/つづら/つづく/つづめる/つづる」といったものです。「二語の連合」は所謂「連濁」で、「ち・つ」で始まる語が後部要素となって複合語となり、連濁して出来たzi,zuは「ぢづ」で書こう、というものです。「はなぢ」などです。 問題の「地震じしん」は以下の規則によります。 〔注意〕次のような語の中の「じ」「ず」は、漢字の音読みでもともと濁っているものであって、上記(1)、(2)のいずれにもあたらず、「じ」「ず」を用いて書く。 例 じめん(地面)/ぬのじ(布地)/ずが(図画)/りゃくず(略図) この「もともと濁っている」というのは、「連濁によるものではない」ということで、伝統

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