ZYNQ搭載のADCボード「Cosmo-Z」のFPGAは自由にカスタマイズできるので、お客様からの要望があったロックインアンプを作ってみました。 ロックインアンプというのは、ノイズに埋もれた微弱な信号を計測するためのものです。入力信号があらかじめ何らかの周波数に同期している場合に、極めて強力なツールとなります。 原理は、入力信号とsin波、cos波の「参照信号」を掛け算して、それを長時間積分する、あるいはLPFを通すというものです。 ノイズ成分はランダムに生じているわけなので、∫n(t)×sin(t)dt = 0に近づきます。2倍の周波数成分や3倍の周波数成分も、∫a×sin(2t)×sin(t)dt = 0となります。 そして、内部で生成したsin波・cos波と一致した周波数の成分のみが残るというわけです。つまり、フーリエ変換をどこか特定の周波数でのみやっているようなものです。 レーザと
突然ではありますが、明後日の日曜日にベルサール秋葉原にて『未踏会議2024』という展示会が行われます。 特殊電子回路は、そのイベントの中で「MITOUJTAG 20年の軌跡」と題した展示をさせていただきます。 思い返せば特殊電子回路は、2003年の未踏ソフトウェア創造事業で開発された「包括的JTAGサポートソフトウェアMITOUJTAG」を販売するために設立されました。 早いもので、MITOUJTAGを販売開始してから20年経ちました。 その間にいろいろなことがありました。 いまさら古巣である「未踏」事業の展示会で、ソフトの営業をしたり、機能や新規性がどうという展示をするつもりはありません。 本展示会では、どのようにして一人の零細企業として生き延びてきたか、どのようにしてピンチを乗り越えてきたか、といった極小零細企業の泥臭い、自転車操業的な面に焦点を当てた展示をする予定です。 これから自作
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