東京都八王子市南新町のアパートで外階段の一部が崩落し、住民の女性が死亡した事故で、階段が当初の設計と異なる形で施工されていたことが、関係者などへの取材で分かった。設計時の鉄骨ではなく、木造だった。防水加工が不十分だったことなどから、つなぎ目などの木材が複数箇所腐食していたとみられ、警視庁捜査一課は、階段崩落との因果関係を調べている。 関係者らによると、アパートは木造3階建てで2013年に完工。当初の設計では、建物と外階段を覆う外壁を木造で仕上げた後、吹き抜け構造になった残りの空間に鉄骨の階段を施工する計画だった。だが、実際は踊り場などが木材などで造られ、そこに鉄製階段が取り付けられていた。
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