全国銀行資金決済ネットワークが運営する銀行間の送金システムである「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」に障害が発生したニュースがマスコミで大きく取り上げられたことは記憶に新しいでしょう。三菱UFJ銀行、りそな銀行等の金融機関で他行宛ての振り込みが出来なくなりました。 銀行業が社会の重要なインフラであることが改めて認識されたと共に、全銀システムが古いシステムであることもクローズアップされました。 今回は、この全銀システムについて、簡単に確認したいと思います。 内国為替とは 全銀システムとは 障害の要因 今後 内国為替とは 内国為替取引とは、個人や企業の間で現金を直接授受することなく、資金の受渡しを国内で行うことをいい、金融機関がその仲立ちを行います。 内国為替取引には、受取人の預金口座に入金する「振込」、送金小切手等により直接受取人に支払いを行う「送金」、手形・小切手等の証券類の取立