現在の東京在住者のうち、都内で生まれた者は半数以下、過半数は地方からの上京組… そんな調査もあるくらいですから、東京は各地からの寄せ集めの街とも言えそうです。 では、都内出身者はみな「江戸っ子」と呼ばれるのか? ご存知の通り答えはNoで、「江戸出身が3代続いていないと『生粋の江戸っ子』とは呼べない」。 ここまでは結構知れ渡った話かと思います。 問題は、その「江戸」の範囲。 江戸時代は、そもそも「東京都」という言葉もエリアもありません。 (当時は今の埼玉県・神奈川県の一部を含めた「武蔵の国」でした) 23区という区分もない。 現在ハイソなエリアとされる山の手地区など、江戸城から見れば超がつく田舎でした。 一説によると、「江戸っ子」と呼ぶ際の対象は「日本橋」「永代橋」「万世橋」の3つの橋を結んだ三角形の地帯に限られるとか。 現在の地名では、23区内の千代田区・中央区のごく狭い面積に限定されます
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