新規事業開発で困りごとをもつ企業を支援するため、KDDIはビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」を2018年9月に開設した。企業の新規事業担当者とKDDIのエンジニアが1つのチームを結成し、プロジェクトを遂行する独自の体制が特徴で、そこではアジャイル開発の手法の1つである「スクラム」をとり入れている。 一定のルールのもと、小規模チームで設計、実装、テストという一連のプロセスを短期間で繰り返していくスクラムは、企業の新規事業開発に特に有効な手法とされ、海外では標準的に用いられている。その有効性に早くから目をつけたKDDIは、2013年からアジャイル企画開発に取り組み、2016年にはアジャイル開発センターを設立。さらにスクラムを考案したジェフ・サザーランド氏が立ち上げた米Scrum Inc. 、そして永和システムマネジメントの2社と共同で、2019年4月に合弁会社Scrum I
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