「BaaS(Banking as a Service)では後発だが、銀行口座を作らなくてもサービスを利用できる点で差異化できる。既に数十社が導入を検討中だ」。新生銀行グループのアプラスでネオバンク開発部部長を務める福永耕一氏は、BaaSプラットフォーム「BANKIT」の普及に自信をのぞかせる。 BANKITを活用するパートナーによるサービス提供も始まった。在留外国人向けに金融サービスを提供する3PLATZ(サンプラッツ)は2020年10月6日、スマートフォンアプリ「Choy-San」を提供開始。Visaプリペイドカードを発行し、海外送金やネットショッピングに利用できる。このほかカルチュア・コンビニエンス・クラブ子会社のCCCマーケティングやスマートフォンメディア事業を展開するセレスも2020年から21年にかけて、BANKITを利用したサービスを提供する見込みだ。地域金融機関や大規模商業施設