一番重要なのは、収益性なわけですが、こちらは、企業ホームページなんかのIR情報から結構手に取るように判ります。 P/L*1から経常利益から売上高を割ったものの(売上高経常利益率と言うです。)他に、サービス業なんかはROIなんかが重要です。*2 しかしながら、これだけだと片手落ちです。 サービス業やIT関連の会社で注目すべき財務分析は、その安全性をいかにして知るかでしょう。 例えば、昔から利用されている「流動比率」とか「固定比率」とかは、資産が土地や建物そして機械と言った単純明快で資金化も容易だったものと比べて、ITとかの場合、ソフトウェアのバージョンアップによる資本投資や保守管理に関する見込みのコストが意外とバカになりません。 そのため、計算するにもこれらの見込み資産をいかに計算内に入れて算出するかってのがその企業の安全性を決める目安になるのではないかと思っています。 *1:損益計算書の事