やばい経済学 2006-08-03-2 [書評・感想] まとまりはないけど、おもしろ話がいろいろつまってる本。 ■スティーヴン・レヴィット / ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する そんなわけで、本書を書くにあたっての立場はとてもはっきりしている。 その足場となっているのは次のような考え方だ。 インセンティブは現代の日常の鍵である。そして、インセンティブを 理解することが――おうおうにして壊してしまうことにもなるけど―― 凶悪犯罪からスポーツの八百長、出会い系サイトまで、どんな問題も ほとんど解決できる鍵になる。 (p.16) 第1章は「インセンティブ」について。 自分の受け持ち学生のテストの点が、教師としての評価にかかってくる 場面では、インセンティブが働いて「教師」がインチキをすることがある、 と。で、テストの回答データを分析して不自然な回答パターン