株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。 自分は、現在の経済環境の大きな変化が必ずしも恐慌に結びつくとは思っていません。というのも、現代では、ネットワークで明示的暗示的に結びついた様々な主体(企業と個人)が状況に接してすばやく自らの行動にフィードバックをかけ、状況に適応していくメカニズムが働いているからです。先般の世界各国の経済政策の同時多発的な連携などにも、そのメカニズムの一端を窺うことができます。大手製造業の過去に例を見ないスピードで行われている生産調整などもその表れだと思います。 1920年代末に始まった大恐慌では、多くの企業や個人がその時々の状況を正確に把握するための情報を得る術がなく、あったとして