東京都大田区に本拠を置く精密部品加工「研精舎」は、1月18日付で東京地方裁判所から民事再生手続の廃止決定を受けたことが明らかになりました。 1953年に創業の同社は、HDDの筐体・キャリッジやiPod・MacBookProの部品加工を行うなど、電子機器・コンピューター・半導体・自動車業界を主な取引先として事業を展開していました。 しかし、景気低迷による受注減で経営が悪化すると、2009年5月には負債約185億円を抱えて民事再生法の適用を申請。 その後は、再生計画に基づいて子会社や会社資産の売却を進めていたものの、売却予定だった工場跡地の土壌汚染が発覚したことで、計画通りの売却が困難となり再生手続の断念に至ったようです。 東京商工リサーチによると、今後は破産手続へ移行する方針とのこと。 東京商工リサーチ:倒産情報(速報)詳細 「国内倒産」の最新記事 「環境経営総合研究所」に会社更生手続決定、