マンガ家・谷口ジローの作品世界に浸る。世田谷文学館で「描くひと 谷口ジロー展」開催へ『遠い声』や『孤独のグルメ』で知られるマンガ家・谷口ジロー。その作品世界を自筆原画など約200点でたどる大規模個展「描くひと 谷口ジロー展」が、世田谷文学館で開催される。会期は2021年10月16日~2022年2月27日。 「坊っちゃん」の時代 (C)PAPIER 国内外に多くのファンを持つマンガ家・谷口ジロー(1947〜2017)。その作品世界をたどる大規模個展「描くひと 谷口ジロー展」が、世田谷文学館で開催される。会期は2021年10月16日~2022年2月27日。 谷口ジロー ©IsabelleFranciosa 谷口ジローはアシスタント生活を経て、1975年の『遠い声』で第4回ビッグコミック賞佳作を受賞。以降、『犬を飼う』(第37回小学館漫画賞審査員特別賞・1992)、『「坊っちゃん」の時代』(第2
朝日新聞社(c) コロナ禍で国民に寄り添い、「祝う」を「記念」に変えたことで注目された天皇陛下の東京五輪の開会宣言。実は、気づく人はほとんどいなかったが、陛下はJOCの誤訳を、人目につかぬよう訂正していたのだ。平成の天皇陛下の侍従として、記者会見の英訳を担当していた多賀敏行元チュニジア大使が、令和の天皇が見せた「元首の器」を語る。 【写真】あわや尻もちをつく雅子さまを陛下がナイスアシスト * * * 東京五輪の開会式のあと、天皇陛下の宣言とJOCが五輪憲章で公表する和訳を見比べていた元チュニジア大使の多賀敏行・大阪学院大学教授は、あることに気づいた。 「7月23日に天皇陛下が述べた開会式の宣言は、JOCの誤訳を、さり気なく訂正なさっている」 そもそも開会宣言は、仏語と英語でかかれた五輪憲章の原文に明記されている。日本オリンピック委員会(JOC)によって和訳された宣言文を、開催国の元首が
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