紳士服ブランドの老舗、米ブルックス・ブラザーズが身売りを検討している。約200年前に創業した同社のスーツは意欲的なウォール街バンカーの定番となってきた。 事情に詳しい複数の関係者が情報の非公開を理由に匿名で語ったところによると、同社は昨年始めた売却手続きを延長している。買い手が求める店舗数に左右されるが、この手続きは最終的に破産法適用申請の一環になる可能性があるという。同社の債務は約6億ドル(約640億円)。 同社の担当者は電子メールで「当社は成長および成功に向けた位置付けを確保するため、通常のビジネスの過程でさまざまな戦略的選択肢を探っている。現時点で発表することはない」とコメントした。 米国の一部の州は新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めを目指す規制の解除に動き出しているが、消費者が実店舗にどれほど早く戻り、どの程度支出するかはまだ分からない。在宅勤務が広がる現状では、富裕なブルックス
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