連載『ミシガンの風に吹かれて』 文・写真:椰子ノ木やほい(アメリカ合衆国・ミシガン州在住) ミシガン州の都市といえば、州都のランシング(Lansing 英語発音では最後のgは発音せずランシン)よりも、ビッグスリーのお膝元であるデトロイトが有名だろう。毎年、そのデトロイトでは、レイバーデー(注)と呼ばれる9月最初の月曜を含む週末の4日間を通して、ジャズの祭典が催される。 ジャズが好きな私はかねてから、このイベントを覗いてみたいと思っていたが、私の住む町からは、往復で500キロほどあり、州内とはいえちょっと立ち寄るには遠い存在だった。しかし、ハイスクールでジャズバンドに参加している末息子が、このイベントで演奏するという機会に恵まれ、昨年、今年と念願のジャス・フェスティバルに行く理由ができた。 このジャズ・フェスティバルは、デトロイトダウンタウンの一帯で繰広げられる。開催地周辺5カ所の野外ステー
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