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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime (6)

  • 生命保険にニーズはあるか?

    現在発売中の週刊ダイヤモンドの私の連載でも述べているが、生命保険の意味をファイナンス的に解釈すると「人的資(の価値に)対するヘッジ」ということになる(死亡保険の場合)。 たとえば、現在2000万円の金融資産と、1億円の人的資を持っている35歳のサラリーマンがいるとして、彼の人的資の価値は、収入の変動などによっても変化するが、死亡した場合はゼロになるので、広義の資産運用の意思決定としては、この人的資をなにがしかのコストを掛けてでもヘッジしたい、というニーズはありうる。 ここで、人的資とは、一人の人間の価値を株価のように考えた概念で、たとえば、将来の予想収入を、金利よりもかなり高いそれなりの割引率(人的資は流動性が乏しく換金できないし、また死亡や病気等のリスク、職業が不調に陥るリスクも当然ある)で現在価値に割り引いて合計したものだ。上記の35歳のサラリーマンは、今後の人生で2億円く

    yyamano
    yyamano 2023/01/18
  • 【ダイヤモンドオンライン】地銀の女性行員相互受け入れ構想に思うこと

    ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「 地銀の女性行員相互受け入れ構想に思うこと 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。) 今回は、「夫の勤務地に転職、女性行員に導入検討 全国64行」という朝日新聞(10月24日朝刊)のニュースについて書きました。 具体的には、地銀に勤めていて夫がいる女性行員の夫が転勤した場合に、女性行員が転居する先にある地銀で継続的に働くことが出来る仕組みを、全国の地方銀行64行が検討するという内容です。 ニュースによると、実現に際して課題は多く、人事評価の引き継ぎや行員の個人情報の管理、賃金などを銀行間でどう引き継ぐか、といった問題があるそうです。 しかし、人事評価や賃金の引き継ぎが問題になるというのは、些か異様に感じられます。 普通の採用であれば、採用したら、会社の必要性と人の適性を考えて仕事を与え

    yyamano
    yyamano 2014/10/30
    普通の採用であれば、採用したら、会社の必要性と本人の適性を考えて仕事を与え、その仕事に払える報酬を払えばよいのであり、賃金を引き継ぐ可能性まで検討するとは、サッカーのレンタル移籍のような仕組みでも考え
  • 【ダイヤモンドオンライン】この円安と株高をどこまで喜ぶべきか?

    ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「 この円安と株高をどこまで喜ぶべきか? 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。) <明暗分かれる円安の影響> 1年ほど停滞し膠着していた為替レートと株価が、円安・株高方向に抜けてきました。 私は、現状においては、概ね「円安・株高」が好ましいと考えています。 まず円安について言うと、円安は、日の労働者の国際的な賃金水準を引き下げ、日の商品(輸出品ばかりでなく、輸入品と競合する商品も)の競争力を改善します。この効果によって、日の雇用が改善し、完全雇用に近づくと、賃金の上昇を通して、物価に対して上昇方向の圧力が掛かるようになります。 これは、アベノミクスの、というよりも、世界で普通に行われている金融政策の波及メカニズムの一つです。平均的に実質賃金が下がって、これまで安定的に雇用されていた

    yyamano
    yyamano 2014/09/24
  • 【ダイヤモンドオンライン】国債はどの程度「安全資産」なのだろうか?

    ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマルチスコープ」に「 国債はどの程度「安全資産」なのだろうか? 」と題する記事を書きました。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。) 「「国債は安全資産か」という胸がどきどきするような見出しの記事が『日経済新聞』(5月19日、朝刊)に載った。金融機関の規制のルールにあって、銀行が保有する自国の国債をリスクのある資産と見なすかどうかについて、2020年前後の導入を目処に検討されているという。国際的な金融規制である「バーゼル3」の後継版の位置づけだ。・・・」(記事から引用) <国債暴落を仕掛けるには?> 日の銀行は大量の国債を保有していることもあり、このルールが導入され、銀行保有の自国国債をリスク資産にカウントするようになると、日が受ける影響は小さくないでしょう。 仮に陰謀論者になって、向こう数年の間に日国債の暴落(長期金利急上昇

    yyamano
    yyamano 2014/05/21
    当面は、「個人向け国債の変動・10年型」が、無難且つ魅力的な投資対象ですが、今後は、長期金利の水準が魅力で将来の金利低下の可能性が期待出来る場合は「新窓販国債の10年債」、インフレ率の上昇が心配な場合は「
  • 【ダイヤモンドオンライン】確定拠出年金を効率的に生かせ!

    先週、ある大手家電メーカーの依頼で、この会社の確定拠出年金の有効な使い方について講演した。今週のダイヤモンドオンラインの連載では、このときの「楽しかった」講演の話題とともに、確定拠出年金について、他社の確定拠出年金加入者にも役立ちそうな、具体的なアドバイスを載せてみた。 確定拠出年金は、爆発的とまではいえないが、着実に普及が進んでいる。先般、NTTグループが9万人の社員が対象となっている規約型企業年金を確定拠出年金に移行することを労働組合に向けて提案したことが報じられた。 しかし、確定拠出年金の制度だけが普及しても、加入者がそれを有効に活用してくれなければ、将来の加入者の満足度が低かろうし、企業としても従業員に十分有効な形でお金を渡したことにならない。 <年金としての確定拠出年金> 先ず、加入者の立場で、確定拠出年金の意味を考えておきたい。 そもそも、「年金」とは何か。老後の備えとなる資金

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    yyamano 2013/06/05
  • 故 米長邦雄氏に言えなかった一言

    将棋の専門誌である「将棋世界」を買ってきた。特集は「さわやか流 米長邦雄、逝く」で、先般他界された米長邦雄前将棋連盟会長の追悼だ。多くの追悼文が載っていて、この「将棋世界」が手から離れない。私は、長年、米長ファンだったのだ。将棋部員だった大学生時代からのファンで、米長氏の著書は殆ど買って読んでいたと思う。 ただ、米長ファンだったが、贔屓の棋士として「一番」だったことはない。将棋部員だった頃も、今も、一将棋ファンとして理想の将棋は若い頃の中原名人の将棋だし(「中原誠実戦集」がバイブルだ)、米長氏と同世代では内藤國雄氏の華麗な将棋にあこがれた。米長氏は、いつも、二番目か、三番目に好きな棋士だった。 その後は拙著「ファンドマネジメント」でもお名前を出したくらい羽生善治氏の熱心なファンだったし、近年は森内名人の将棋と人柄が大好きだ。 贔屓の棋士はさておき、もう10年くらい前になるが、日経CNBCの

    yyamano
    yyamano 2013/02/04
    明らかに失礼だが、インタビューとしては、これに米長氏がどう返してくるかを聞いてみる価値があったと思う。的確に返したらゲストである米長氏が光るし、それが出来なくても、こちらでは何とかフォローできる
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