雪が積もるセルビアの都市ニシュ(Nis)の墓地に暮らすホームレスのブラチスラフ・ストイコビッチさん(2013年1月10日撮影)。(c)AFP/SASA DJORDJEVIC 【2月4日 AFP】肩に巻き付けたピンク色の薄い「綿入れ」と錆びたひつぎ3基と共に、ブラチスラフ・ストイコビッチさん(40)は今日もまた凍てつくセルビアの夜を過ごす。暮らしているのは同国南部の都市ニシュ(Nis)にある荒れ果てた市立墓地の墓穴の中。友人のアレクサンダル・ディジッチさん(53)だけが、ここで「生きたまま」墓場暮らしをする仲間だ。 ニシュの「旧墓地」と呼ばれるここはかつて、凝った石彫が施された墓碑で有名な墓地だったが、今ではその墓碑も消え失せている。「僕は何も盗んだことはない。今住んでいる墓も荒らしたわけじゃない。最初から開いていたんだ」と言うストイコビッチさんはここに住んで10年を超える。父親が焼死した火
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