2023年10月1日から始まるインボイス制度。SNS等で度々話題になることがありますが、作家にはどのような影響があるのでしょうか? このページではインボイス制度と密接に絡んでくる消費税と合わせて解説をしていきたいと思います。 まず大前提として商売を行っている会社や個人は消費税を国に収めなければいけません(消費税の納税義務と呼ばれています)。出版業界に置き換えると、作家・出版社・書店がそれぞれ消費税を国に納めている、ということですね。 作家が出版社から受け取る原稿料・印税には消費税が含まれているのですが、今の制度では、作家が受け取った消費税は「一時的に預かっている」という形になっています。この「預かった消費税」から「自分たちの支払い(資料や機材の購入費等)に含まれた消費税」を差し引いた額を、消費税として国に納付する必要があります。 2年前の収入が1,000万円以下の場合は納付義務なし 商売を