先日、政府からの要請を受けてNTTグループ4社が海賊版サイトのブロッキングを実施すると発表した。これに対し、訴訟を行う動きが出ている(ITmedia、弁護士ドットコムニュース)。 この訴訟は、NTTコミュニケーションズのインターネット接続サービスを利用している中澤佑一弁護士がNTTコミュニケーションズを提訴するもの。同サービスの約款にはブロッキングの根拠となる規定が存在しておらず、またブロッキングは通信の秘密を侵害するとして4月26日付で提訴するとのこと。 また、全国地域婦人団体連絡協議会と主婦連合会もNTTグループによるブロッキングに対し抗議する意見書を公開した(ITmedia)。 「ブロッキング」とは,電気通信サービスの利用者 に対して行われる閲覧防止措置のことであって,電気通信サービスの利用者の「通信の秘密」 (憲法第21条第2項、電気通信事業法第4条第1項)を侵害するもの との内容