前回のエントリでは「仕様を変えないモリサワ」について取り上げた。小塚フォントは逆に、頻繁に仕様が変わり、非常にややこしい。この話題についてはAdobeのTechNote「小塚フォントのアップデートにおけるデータ受け渡しの注意点」が基本文献だが、2004年のドキュメントなのでCS以前の情報しか載っていない。そこで、InDesignに付属する小塚フォントについて、フォントのバージョン、cmapのバージョン、'nlck'および'jp04'のサポート(テーブルのバージョン)、標準でインストールされる場所を、表にまとめてみた。以下、すべてMac OS Xの話。 InDesign 1.0/2.0に付属する小塚フォントは、cmapがUniJIS-UCS2系統(図、黄色地)であり、CS以降のUniJIS-UTF系統とは大きな違いがある(http://kb2.adobe.com/jp/cps/224/224