「WhatsApp」が影響を受ける脆弱性として明らかとなった脆弱性「CVE-2019-11932」だが、画像処理ライブラリに起因するもので、発表から2カ月近く経過するも、多くのアプリが脆弱な旧版を利用している状態だという。 問題の「CVE-2019-11932」は、GIF画像を処理するためにAndroid向けへ提供されているオープンソースのライブラリ「libpl_droidsonroids_gif」に明らかとなったダブルフリーの脆弱性。セキュリティ研究者のAwakened氏が発見した。 悪意あるGIFファイルを処理させることでリモートよりコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3におけるスコアは「9.8」と高く、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。 当初「WhatsApp」が影響を受ける脆弱性として10月2日に公表された。事前に指摘を