空港内に設置されたPCR検査会場に検査を受けに訪れる旅行客=8日、那覇空港 「前倒しで優先接種を調整してきたが困難になった」。8日、県トラック協会に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を進める県から急きょ、その日に予定されていた優先接種の中止連絡が入った。県から優先接種を打診されたのは前日の7日。広域接種センターで8日夕から接種できるということで、会員事業者から接種希望者を募ったばかりだった。担当者は接種日当日のキャンセルで対応に追われた。 8日は、県が再延長が決まった緊急事態宣言の対応を発表し、エッセンシャルワーカーらへの接種を進めると説明した日だった。県が同協会に接種を打診したのは社会経済活動を維持する警察官や消防士、保育士、学校教諭、インフラ関連事業者ら「エッセンシャルワーカー」に対する接種推進の一環。市町村からの接種券が届いていなくても県立武道館で8~11日に接種できるとのことだ