ロシアが続けるウクライナ侵略を巡り、南アフリカなどアフリカ7カ国が6月、和平仲介を申し出た。7カ国は侵略に伴う物価高に苦しんだとし、早期停戦を呼びかけたが、侵略にあらがうウクライナだけでなく、歴史的に関係が深いロシアの賛同も得られなかった。特にプーチン露大統領は7カ国代表の趣旨説明を遮り「説教」を始めたと伝えられる。なぜ7カ国の提案は双方に敬遠されたのか。 占領地「返還」に反発昨年の食料価格の高騰は「ロシアではなく、西側諸国の責任だ」。ウクライナとの対話を「ロシアが拒んだことはない。ウクライナが対話を拒んでいる」。