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戦火の街でに関するkanoetatsuのブックマーク (7)

  • 【ウクライナ 戦禍の街で】拷問、レイプ、殺人…それらが罰せられない世の中で生きること

    長い間、音信不通になっていたことをお許しください。私たちは首都キーウ(キエフ)から避難し、小さな村にいましたが、すぐ近くの3カ所の都市でロシア軍の砲撃が始まったので、離れることにしました。 3月16日深夜に届いた前回のメール:「小さな村へ避難 望むのは…」 ウクライナの空港が爆撃されて使えなかったので、避難先のアイルランドまで何日もかかりました。 ポーランドの(南部)クラクフまで、何度も乗り換えをしながら、いろいろな列車で旅をしました。クラクフから飛行機で(アイルランドの首都)ダブリンに向かいました。 友人たちが宿泊場所を探してくれました。戦前の生活で残っているのは仕事だけなので、ノートパソコンを持っていって、仕事を続けています。 この旅では、ウクライナの難民に洋服や子供のおもちゃ、料を分けてくれたり、宿泊させてくれたり、書類の作成を手伝ってくれたりと、とても親切な人たちにたくさん出会い

    【ウクライナ 戦禍の街で】拷問、レイプ、殺人…それらが罰せられない世の中で生きること
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】小さな村へ避難 望むのはキエフの再建

    私たちは、とても小さな村に避難した。キエフから列車で行った。 夜、真っ暗な中、全く明かりをつけずに列車で移動した。駅では空襲があったため数時間防空壕(ぼうくうごう)にいた。 長い間眠れなかったので、息子のセウェリン(8)は防空壕の中で私の膝に頭をのせて眠った。 今は国の中心から遠くないところにいる。ここでも空襲サイレンが鳴っているが、キエフほどの砲撃はない。 ここには他の避難民の家族もいるし、セウェリンの友達もいる。 ロシアは理由もなく民間人を殺害しているから、私の日記が掲載されたからといって、私が殺されるかもしれないというリスクは変わらない。それどころか、ロシアが民間人に対して行っている戦争犯罪の数々を世界に示すことのほうが重要だ。 私が望むのは、キエフに戻って、破壊された都市の再建を始めることだけ。 応援ありがとう。どうぞご安心ください。 ユーリア・クリメンコ=IT会社勤務。夫と息子、

    【ウクライナ 戦禍の街で】小さな村へ避難 望むのはキエフの再建
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】迫る戦車、人生で一番難しい決断

    夫が作ったロボットと息子。今こんなロボットがあれば…。避難するか否か難しい選択に迫られている=キエフ(ユーリアさん提供) 3月7日 「息子を連れて安全な場所に行くべきだ」と、一日中言われている。 キエフの外にはロシア軍の装甲車が長い列をなし、キエフを襲撃するために力を集めている。北西ではロシア軍が住居を荒らし、料を運ぶボランティアや避難民を殺害している。ロシア軍が制圧した地域には動物保護施設もある。とっくに料が尽き、何百匹もの動物が餓死している。 私は子供の安全に責任がある。息子のセウェリン(8)は自分のことをまだ自分でできないから、私が面倒を見なければならない。しかし(息子と避難することは)家族を置いていくことを意味する。親は行きたがらないし、夫は行けない。 キエフは自衛の準備を進めている。インフラはすべて動く。店や薬局は開いているし、料も買える。 シジュウカラに与えるヒマワリの種

    【ウクライナ 戦禍の街で】迫る戦車、人生で一番難しい決断
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】物資は十分も、届けるすべなく

    3月6日 戦争から11日目。 キエフの北にあるイルピンとブチャという街から、ボランティアにニュースを送ってもらった。 ロシア軍は空爆、クラスター爆弾、ミサイル、戦車で攻撃してきた。住民には暖房も電気も、品も水もない。ロシア軍は避難しようとする住民にも砲撃している。料を運ぶボランティアの車も銃撃された。 キエフには、イルピンとブチャを支援するための十分な物資があるが、問題はロシア軍の砲撃により、それを届けることができないことだ。 ロシア軍に砲撃されたアパートの内部=ウクライナ・チェルニヒウ(ユーリアさん提供)べ物や薬を分けてあげたいが、そこまで届ける手段がないことに、心が折れそうだ。私には暖房と電気とべ物があるのに、彼らにはないことに、罪悪感を抱いている。 これは多くの都市で問題になっているそうだ。物資は十分にあるのに、ロシア軍の攻撃のせいで、被災地に届けられない。 (ウクライナ北部

    【ウクライナ 戦禍の街で】物資は十分も、届けるすべなく
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】おびえる飼い犬 国は大きな「蟻塚」

    砲撃が止んでいる時間に、アニメ「鬼滅の刃」を見る息子=ウクライナ・キエフ(ユーリア・クリメンコさん提供) 3月5日 今日はほとんど砲撃がなかった。息子のセウェリン(8)は地下のシェルターに逃げ込むことなく、落ち着いて、自分の部屋でアニメの「鬼滅の刃」を見ていた。 私の2人の親友は、子供たちを連れてキエフから西部のリビウに避難できた。これで彼女たちのことを心配しなくていいから、安心だ。 先日書いた友人の母親は避難列車でハリコフを離れることができたそうだ。線路が爆破され、危険な場所が多いので、平時の3倍くらい時間がかかる。彼女は寒空の下、6時間もホームで列車を待っていた。車内はラッシュアワーのように混んでいて、12~16時間くらい立ったまま乗らなければならない。大人はもちろん、子供もお年寄りも席が足りなくて立たなければならない。 避難民はみんな、とても疲れていて、足が痛いそうだ。車内に入りきら

    【ウクライナ 戦禍の街で】おびえる飼い犬 国は大きな「蟻塚」
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】砲撃の街、そこに重なる友人の顔

    爆音で目が覚め、寒い地下シェルターへ。眠りたがる息子を抱き抱える=ウクライナ・キエフ(ユーリアさん提供) 3月4日 今朝は早くから爆音で目が覚め、地下のシェルターに駆け込んだ。息子のセウェリン(8)は「もう少し眠りたい」と、私の腕の中で眠った。 昨夜、髪を洗ったが、近所の人の迷惑にならないようドライヤーの音を立てないようにした。だから、ぬれた髪のままベッドに入った。寒い地下シェルターに駆け込むので、頭にタオルを巻いた。ばかみたいだけど、仕方がない。 ニュースを調べると、ロシア軍が南部のザポロジエ原発を砲撃していた。これは非常にまずい。最近の原発施設には爆弾対策が施されているので、すぐに大惨事が起こるとは思わないが、原発施設を占拠し、そこで働く人々を人質に取るというのは非常に危険だ。 原発事故はウクライナだけでなく、ロシアを含めて周辺国にとっても危険。プーチンにとって、人々(ウクライナ人とロ

    【ウクライナ 戦禍の街で】砲撃の街、そこに重なる友人の顔
  • 【ウクライナ 戦禍の街で】「ママ、いつ戦争終わるの?」 息子に何と答えれば

    誕生日プレゼントのおもちゃを手に大喜びの息子。爆撃に備え、窓は布団でくるんである=ウクライナ・キエフ(ユーリア・クリメンコさん提供) 3月3日 空襲のサイレンで夜中に何度も地下のシェルターに逃げ込んだ。あまり眠れなかった。市当局がその都度、スマートフォンに通知を送ってくる。赤いドットが付いていれば「警告」、緑のドットなら「消灯」。 午前11時から午後6時ごろまでは、一度もサイレンが鳴らなかった。だから料品を買いに行くことができた。200人の行列で、2時間半待っていた。みんな落ち着いて、おしゃべりしながら待っていた。 パン屋はまだ営業していて、パンはみんなに行き渡った。キャットフードも買えた。わが家には10匹のネコがいるから、これはとても重要なこと。 ただ、シジュウカラにべさせるヒマワリの種が買えなかった。冬になると多くのシジュウカラが餓死してしまうので、ずっと餌を与えている。もうすぐ春

    【ウクライナ 戦禍の街で】「ママ、いつ戦争終わるの?」 息子に何と答えれば
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