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パラオに関するkanoetatsuのブックマーク (8)

  • 【アジア見聞録】処理水で反応分かれる太平洋島嶼国 危険性あおる中国の影

    東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、太平洋島嶼(とうしょ)国の反応が分かれている。フィジーの首相が「日は親友だ」と述べて放出を支持した一方、中国傾斜が進むソロモン諸島は懸念を表明した。島嶼国全体で抗議が過熱する様子はないが、中国は処理水の危険性を強調して反対の声をあおる外交活動を展開。島嶼国を揺さぶる動きを進めている。 各国に残る核実験の記憶「この排水は国際的な安全基準を満たしていると信じている。私たち(島嶼国)全員にとって厳しい状況であり、科学に基づいて評価する必要がある」。地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」議長国であるクック諸島のブラウン首相は8月23日、処理水放水を巡って言葉を選びながら、見解を示した。

    【アジア見聞録】処理水で反応分かれる太平洋島嶼国 危険性あおる中国の影
  • 【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(5完)「日本人として」 先頭に立つ責務

    パラオ人スタッフ(左奥)とともに、遺骨収集現場で汗を流す安藤拓也さん=7月22日、パラオ・アンガウル島(池田祥子撮影)パラオ・アンガウル島の集団埋葬地で7月に行われた遺骨収集では、日人スタッフに交じり、13人のパラオ人が汗を流した。これまで事業を支えてきた戦没者の遺児らが高齢化する中、日人のための活動を下支えする貴重な存在。毎朝8時半、現場では日人とパラオ人スタッフによる拝礼の後、作業が始まる。 「じゃあ、今日も始めようか」。安藤拓也(41)が英語で呼びかけた。現地の旅行会社に勤める安藤は混成部隊の橋渡し役だ。先頭に立って砂地を掘り、かき出した砂を運び、皆を鼓舞。配置についても積極的に提案する。パラオ人の作業に細やかに目を配り、日人のために朝昼晩と料理の腕をふるう。 「パラオ人も熱意を持って取り組んでくれた」。後ろ姿でチームを引っ張り、自らの役割を生き生きと果たした。

    【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(5完)「日本人として」 先頭に立つ責務
  • 【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(4)現地に残る日本語 島民 「兵隊さんは立派だった」

    統治時代のアンガウル島について振り返るタンゲルバド・メクイさん=7月22日(池田祥子撮影)パラオ・アンガウル島の飛行場は、米軍が昭和19年秋の島占領後に建設した。遺骨収集活動が行われた今年7月、滑走路の東側で、レーダー施設建設のための造成工事が進んでいた。米軍はこの地を、中国をにらんだ拠点の一つと位置付ける。東西3キロ、南北4キロの小さな島は、今も国際情勢と結びついている。 パラオには、かつて日が統治した当時の名残もある。「デンキ」「オキャクサン」などの言葉が使われ、日人の血を引く国民も多い。アンガウル島も、昭和18年には約1300人の日人を含む約2600人が暮らしていた。 日人教師がつけた名前

    【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(4)現地に残る日本語 島民 「兵隊さんは立派だった」
  • 【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(3)「1日も早く」 容赦なく進む遺族の高齢化 

    パラオ・アンガウル島に立つ「しもつけかんのん像」。「英霊よ安らかに」と刻まれた台座に、慈愛に満ちた観音像がたたずむ。「しもつけ」は「下野」。昭和48年、栃木県関係者らがこの地で亡くなった郷土部隊の将兵のために建立した。 19年10月に玉砕した同島の戦没者は、陸軍歩兵第59連隊(宇都宮市)第1大隊の所属だった。部隊の混在や、密林内で遺骨が散逸した事例が多い南方地域にあって、アンガウルで遺骨収集が進む集団埋葬地は、遺族が特定されやすい場所の一つだ。今年7月の活動では、遺骨とともに、所属を示す番号が刻まれた認識票が3枚見つかった。 「一刻も早く遺族の元に帰さないと不憫(ふびん)だ」。同島の活動に過去10回参加してきた後藤寛(73)は願いを込める。

    【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(3)「1日も早く」 容赦なく進む遺族の高齢化 
  • 【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(2)帰国できない遺骨 不祥事が背景に 遠いままの祖国

    作業を行う収集団員たち=7月21日、パラオ・アンガウル島(池田祥子撮影)パラオ・アンガウル島の西海岸沿いに、十数基の碑が並ぶ戦没者慰霊公園。その脇に、物置きのようなトタン屋根の小屋がたたずむ。吹き付ける潮風のせいか、壁は一部が崩れ落ち、屋根との間も隙間だらけだ。 「ようやく砂地の中から出てきたのに、まだこんな場所に置かれて」。7月、遺骨収集活動に参加した秀平良子(ひでひらりょうこ)(82)は、8畳ほどの室内で千羽鶴を供え、手を合わせた。 積み重ねられたプラスチックケースに、5年前から島内の日人集団埋葬地で収容された41人分の遺骨が保管されている。「まだこういう扱いをされるのかと無念でしょう」。南国の暑さと湿気にさらされ、除湿剤はすぐにゼリー状になってしまう。秀平は遺骨の状態に心を痛めた。

    【眠れぬ墓標-戦没者遺骨収集】(2)帰国できない遺骨 不祥事が背景に 遠いままの祖国
  • 【眠れぬ墓標 戦没者遺骨収集】(1)アンガウル島「3年で事業完了」重い責務

    活動現場で団員と資料を確認する白方勝彦さん(右)=7月22日、パラオ・アンガウル島(池田祥子撮影)日から南へ3千キロあまり。西太平洋の南国パラオの南端に浮かぶアンガウル島は、昭和19年10月、米軍の手に落ちた。それまで約30年にわたって日が統治し、リン鉱石の産出で栄えた。玉砕した戦没者は1200人とされるが、多くが祖国へ帰れぬまま、打ち寄せる外海の荒波の下(もと)で取り残されている。

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  • 【海底のレクイエム】パラオの零式三座水偵

    零式三座水偵は愛知航空機が開発、1940(昭和15)年に採用された3人乗りの水上偵察機で、戦艦や巡洋艦に搭載された。長距離の索敵や敵艦隊への夜間長時間接触を目的に開発された機体で、使いやすい汎用機として索敵や哨戒という来の任務以外にも救難や人員輸送、魚雷艇攻撃など多様な活躍を見せている 斜め前から見た零式三座水偵。エンジンが脱落して「お辞儀」をした状態になっているが、機体前半は比較的よく原形を止めている。完全な形で現存する機体は知られておらず、海底に残るこの機体も貴重な存在ではある(戸村裕行撮影、2015年3月)パラオのコロール島に眠るこの航空機の名は、愛知航空機製E13A零式水上偵察機(零式三座水上偵察機)。連合軍がこの偵察機のコードネームを〝JAKE〟と呼んでいたことから、現地では「JAKE SEAPLANE」と呼ばれている。 水深約15メートル付近に眠る機体は、座席より後ろ部分がポ

    【海底のレクイエム】パラオの零式三座水偵
  • 中国・ソロモンの安保協定、林外相がパラオ大統領と「懸念を共有」

    【読売新聞】 林外相は8日、訪問先のパラオでスランゲル・ウィップス大統領らと会談し、中国がソロモン諸島と締結した安全保障協定に関する懸念を共有した。中国の軍事的台頭を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を強化する

    中国・ソロモンの安保協定、林外相がパラオ大統領と「懸念を共有」
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