「甘えん坊の子どもを早く自立させたい」という相談は多い。 ある7歳の女の子のお母さんから相談があり、外ではしっかりしているが、家の中ではかなりの甘えん坊で、すぐひざの上にのってきたり、寝るときも「添い寝して」という状態で心配しているとのことだった。特に妹が生まれてからは甘えがさらにひどくなったという。 これは当然のことで、親の意識や愛情が妹の方により多く向いているのを肌で感じているからこそ甘えるわけだ。 ところが、子育てに熱心な親ほど、よくやる失敗がある。「お姉ちゃんだからしっかりしてほしい」と考えることだ。「お姉ちゃんとしての自覚を育てなければ」「お姉ちゃんらしく自立させなければ」と考えて、少し突き放すようになる。しかし、これは逆効果にしかならない。 というのも、子どもの立場になって考えてみれば簡単に分かることで、親の愛情が自分からほかに向かうことは子どもにとって圧倒的に大きな不
いつも小さな幸せをわけてもらっている The Happiness Project で、1分間のショートムービーが公開されています。娘さんを学校まで送り迎えしているうちに気づいた「小さな幸せ」についてムービーにしたものです。 なんと言うことはない、小さな「気づき」の瞬間を1分間に凝縮したものですが、それにしてもこれはずるい。この音楽に乗せてこの文章はずるすぎます。1分だけで良いので時間のある方はぜひご覧になってみてください。 1分も無いという方はムービーの英語を下に訳しましたので、それだけで雰囲気は掴めると思います。 昔、とはいってもそんなに前のことではない頃、 私の娘は小さすぎて学校まで歩けなかった だから私たちは市バスを使っていた 毎朝、私は歩道をバス停まで彼女を手を引いて歩き、 毎朝、私はじれったい思いで3番街を眺めていた その間、彼女は薬局の窓の向こうの宝物に心を奪われていた 私は別
この3連休猛烈に忙しかった。 何が忙しいかったかというと家事である。 普段在宅勤務の妻に家事は頼りがちであるのだが、ここのところ急ぎの仕事が入ってその対応で忙しい。 よって週末は家事と子供の相手を100%私がすることとなったのだ。 一日目は久しぶりの料理などで張り切ってこなした。まあ、何とかなるかなーといった感じであった。 妻に「家事も大変でしょう?」と聞かれても 「まあ、何とかなるよ」 とか言う余裕もあった。 しかし立ち仕事が多いので足が疲れる。 二日目は子供二人連れての買出し。さならが店内を走り回る小動物二匹。 娘1「トイレー」。 娘2「のど渇いたー。」 娘1「あれほしいー。」 代わる代わるの攻撃である。いつもなら家族四人だから一人ずつ対応すればいいので、まだましなのだが、二人同時攻撃は厳しい。 三日目。なんだか、ずっとご飯のこと考えてる。合間に子供の相手、そして洗濯。 定期的に発せら
自分は口数が少ないほうだ。 その理由を自分なりに考えてみたことがあって、二つの理由が考えられた。ひとつは「人見知りな性格である」ということ。そしてもうひとつは、 先生がよく「静かにしなさい」と注意するのを見ていた ということだ。もちろん自分ではなく周りが注意されているのだが。 授業中や全校集会などで私語をしている生徒に対して、先生が「うるさい!」とか「静かに!」と怒ることはよくあることだ。そして、自分は怒られることが大嫌いだった。 怒られないようにするにはどうすればいいか。答えは簡単で、「しゃべらないようにすること」である。 「しゃべったら怒られる。だったら常にしゃべらなければ怒られないんだ」 子供ながらにそのように考えて自分はしゃべらないようにしていたのだけど、それが逆に子供時代の脳に刷り込まれて、基本的に口数の少ない人間になったのではないかと推測している。 つまり、「静かにしなさい」と
最近、夫に強く薦められて読んだ本の紹介です。夫も友達から薦められ、この夏2回も繰り返し読んだそうです。本の名前は“How to talk so kids will listen & listen so kids will talk”(Avon Parenting出版 Adele Faber and Elaine Mazlish著で、初版以来、20刷を重ね、最近再編集されて再び人気を呼んでいるそうです)。 本は、いわゆる「子育てハウツーもの」ですが、読み進みながら、自分の子どもの頃の親子関係を振り返って考えさせられ、子どもの気持ちに戻って、親になることを学べる本です。 詳細については、実際に是非読んでいただきたいのですが、ここでは、少しずつ、私も本の復習をしつつ紹介させていただきたいと思います。(本は、これから親になる方、1歳の幼児~ティーンのお子さんがいる方、また夫婦関係の向上にも役に立つ
子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) 作者: ドロシー・ローノルト,レイチャルハリス,Dorothy Law Nolte,Rachel Harris,石井千春出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 38人 クリック: 291回この商品を含むブログ (82件) を見る『子どもが育つ魔法の言葉』を読んだ。娘が生まれた時、購入して読み始めたのだが、娘が「言葉」を理解するまでに大分時間がかかりそうだったので、もう少し大きくなるまで本棚にしまっておくことに。そして、最近ようやく娘も片言ながらも「言葉」を話すようになり、こちらの「言葉」も少しづつ理解するようになってきて、どんな「言葉」でコミュニケーションをとるとよいのか悩むシーンも多くなってきたので、改め本書をひらいた。 子供が失敗をしても失敗そのものに対して責めることなく、何故失敗したのかを考えさせる 親が
今日は父の日ですね。お父さんがた、Happy Father's Day!! アメリカでも日本でも、父の日は母の日よりも地位が低いのは共通の現象のようだ。日経の随筆欄にもその記述が今日あったし、一方昨日のサンフランシスコ・クロニクルによると、アメリカで父の日のプレゼントとしてのオススメ商品の値段はだいたい10ドルが相場で、母の日にはだいたい50ドルのものが並ぶのに比べて、格段にヤスモノ、なのだそうである。 これは、「社長の名前は知っているけど、副社長の名前はよくわからない」というのと同じことじゃーないかと思う。 最近のお父さん方、特に若いお父さんたちは、昔と比べてずいぶん家事や育児に関わるようになった。しかし、友人の男性が「オレは子供のオムツをいつも換えていた」と言って自慢するのを聞くにつけ、「でもそれって、工場でボルトを一個まわしてつけるのと同じようなもんだよな・・・」と内心思う。それは、
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