先日、仏紙フィガロで“フランスパンの自動販売機”を発明したパン屋が紹介され、フランス国内でも話題を呼んでいる。発明したのは50代のベテランパン職人ジャン=ルイ・ヘクトさん。彼は2001年にドイツにほど近い場所にある工業高校と共同で最初の自動販売機のプロトタイプを作成し、その後ポルトガルのメコンディエル社と共に、自動販売機の製品化を実現した。製造費を除いた開発費はすでに3万ユーロ(約330万円)を超えており、1台製造するのに250時間を要するという、大がかりなプロジェクトだ。 1号機は今年1月、フランス北東部モゼル県に設置され、気温差の激しい地方で焼き立てのパンがいつでも手に入ると大好評だったという。そしてこの8月、数多あるライバルのパン屋がバカンスを楽しんでいる間隙を縫って、パリに2号機が設置された。フランスならではの“フランスパンの自動販売機”は、いったいどのようなものなのか。ナリナリド
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