研究者は多忙なものですが、その中でもヨナス・ランスタム(Jonas Ranstam)氏はとりわけ忙しい研究者と言えるかもしれません。ランスタム博士は世界でもっとも多くの論文を査読した人物として公式に認定されており、1年間で661本の論文を査読したことがあります。医学統計学者である同氏は、査読者の貢献を称えるためにPublonsが設けたSentinels of Science(科学の門番)賞を2016年に受賞し、最高の査読者の1人として知られるようになりました。今回のインタビューでは、医学統計学から査読まで、幅広いテーマについてお話を伺うことができました。 ランスタム博士は、フルタイムの研究職から身を引く前は、医学統計学の教授や上級講師として、ルンド大学(スウェーデン)など複数の学術機関に務めていました。現在は医学統計学者として、学術・研究機関、病院、政府機関、企業の臨床学や疫学研究者の統計
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