自炊の森という店が秋葉原にプレオープンしたそうだ(akiba PC hotline 2010年12月28日号)。断裁済みの本とかマンガ、業務用スキャナをおいて、自炊させるサービスだそうだ。 ●自炊の森 Twitterアカウント http://twitter.com/jisuinomori こりゃダメでしょう。ツイッターでは 当店のサービスの要点は、利用者ご自身が自分の体を使って自炊(スキャン)する、という点です。著作権法で定められている私的複製の要件として、これが求められるからです。 http://twitter.com/#!/jisuinomori/status/19075483773706240 とか書いているけど、著作権法では完全にアウトだと思う。その最大のポイントは、断裁済みの本を貸し出すところだ。この店に並べられている本やマンガを出版している版元は、法的手段を、出来るだけ早くとる
昨年の暮にちょっと話題になった「自炊の森」。コミックや同人誌の裁断済本を閲覧させ店に設置したスキャナーで客がその場でスキャンし電子化できるというビジネスモデルですが、オープンを延期してWebサイト上では1月中旬正式オープン予定となっています(もう1月中旬に突入していますがどうなるのでしょうか?) 事実上、書籍の電子版を勝手に販売しているのに等しいので道義的な面から非難が殺到したのは当然ですが、法律的にはどうなのでしょうか?Togetterで運営者自身が述べているように、法律を文言通り解釈するとOKのように見えます。 1)マンガ喫茶のように店内で書籍を閲覧させるだけで店外に持ち出さないのであれば著作権者の権利は及ばない(「貸与権が及ぶのでは」という少数説あり)。裁断本であってもそれは同じ。 2)著作権法30条では、複製物を使用する者が複製することが私的使用目的の複製が認められる要件のひとつに
あけましておめでとうございます。今年も「マガジン航」をよろしくお願いいたします。 昨年は「電子書籍」をめぐる報道が相次ぎ、ときならぬ流行語となりました。年末にあわただしく国内の各メーカーから電子書籍を閲読できる端末が発売され、プラットフォームは早くも乱立気味ですが、実際のサービスは始まったばかり。今年の成否によって、昨年が本当の「元年」だったかどうかが判断されることになるでしょう。 DIYとしての電子書籍 2010年のオモテの流行語が「電子書籍」だとしたら、ウラの流行語は「自炊」そして「ダダ漏れ」といったところでしょうか。電子書籍ブームと言われるわりに、魅力的なコンテンツが十全に供給されないことに苛立ったユーザーが、自発的に紙の本を断裁してスキャンして読みはじめた、DIY的なムーブメントが「自炊」です。本来、読者自身が行うのでこう呼ばれたのですが、めざとい業者が代行サービスを開始し、そのこ
以下は、『図書新聞』2010年7月24日号(第2975号)に掲載された拙稿です。同号は「2010年上半期読書アンケート」にあわせるかたちで、「電子書籍」特集の体裁も採っています。この記事のほかには、目玉企画として、前田塁・永江朗・藤沢周・円城塔の4氏による座談会「「電子書籍元年」、何を考えるべきか」が掲載されました。ご関心がおありの方は、ぜひ図書新聞編集部に問い合わせるか、図書館などでバックナンバーにあたっていただければと思います。 さて、今回、当該記事を本サイトに転載していただくにあたって、縦書きを横書きに変更し、改行数を増やし、小見出しを貼付しました。内容面での改筆は行なっておりません。基本的に初出のままです(ただし、校正前データを利用)。そのためもあって、ネットにアップするテキストとしてはいささか違和のある文体になったように思います。すなわち、紙に印刷されたテキストをそのままネットに
子どもの「好きなこと」×テクノロジーで広がる学び場! お茶の水女子大学「共創工学部」伊藤教授に聞く、女子大ならではの安心感と将来性 [KIKKAKE fo...
2011年初のイベントレポートは、こういうの。 日本図書館研究会 第277回研究例会 岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの 新出氏(静岡県立中央図書館) 上原哲太郎氏(京都大学学術情報メディアセンター) 司会: 藤間真氏(桃山学院大学) テーマ :岡崎市立図書館Librahack事件から見えてきたもの 概要: 新氏には事件の概要と図書館人の立場から見えることを中心に、上原氏には自治体のIT資源導入の問題点という立ち位置から見えることを中心に、ご発表いただきます。 昨年に引き続いてLibrahack事件がらみ。参加者は当初40名程度?開始後もだんだん増えて50名くらいか、印象としては満員御礼。年齢層も性別もたいへん幅広く、たぶんこれまで聞いた*1うちでは最も図書館色の強い集まりと思われる。 以下、例によってxiao-2が聞きとれてメモできて理解できてかつ覚えていた範囲、のメ
するすると、エレベーターが下っていく。向かうは、あらゆる雑誌が集められた書庫、新館B4階。 国立国会図書館は、約3661万7300冊もの蔵書を抱える日本一の図書館だ。本館は中心部にある建物の17階すべて、新館は地下1〜8階を書庫が占める。その整理の鍵は、“分類”だ。 蛍光灯が照らす書庫は、こざっぱりと明るい。エプロン姿のスタッフが小走りで、閲覧依頼のあった本を探している。探し出した本はベルトコンベヤーに載せられて、利用者の元へ届く。驚いたことに、こうした出納(すいとう)作業は、主に人力で行なわれているという。「新聞・雑誌は1日に2000点、図書は500冊ほど届きます」 と、広報係の渡辺由利子さん。ここでいう雑誌とは、『ダイム』のように店頭で販売されるものはもちろん、公開可能な社内報や業界誌、同人誌なども含まれる。国内の出版物は、1948年に制定された国立国会図書館法の定めにより、納本
DNP、ドコモおよびCHIの共同事業会社であるトゥ・ディファクトは、すでにDNPが提供している電子書籍サービス「honto(ホント)」を利用し、ドコモ スマートフォン等向け電子書籍ストア「2Dfacto(トゥ・ディファクト)」の開設を発表した。 電子書籍ストア「2Dfacto」は、「honto」サービスを通してドコモ スマートフォン等を利用するユーザーに対して、文芸書・コミックなどの電子書籍を販売する電子書店。「2Dfacto」では、電子書籍サービス「honto」の文芸書・コミックを中心とした電子書籍を約2万点から販売を開始し、2011年春までには約10万点に拡充していく。12日午前8時より販売を開始する。 TOPページには、季節やトレンドに合わせた作品を紹介する特集ページや、新着や店長のオススメ、ランキングなどのメニューを用意。作品名、作家名、出版社名、ジャンル名の他、価格、販売開始日、
※書名(タイトル)や出版社などで検索できます。語句をスペースで区切ると掛け合わせ検索ができます。 「図書」「雑誌」「音響」「映像」のみを探したいときは、□にチェックを入れてください。
■全てそろわないと生き残れない 自動車レースの最高峰、F1世界選手権に昨年初めてフル参戦した日本人ドライバー、小林可夢偉さん(24)。所属チーム、BMWザウバーのマシンの戦闘力は、レッドブルやフェラーリなど上位陣に比べてけして高くはない。しかし、着実にポイントを積み重ねる賢明なレース運び、コース上で見せる華麗な追い抜きで、世界中のファンの心をつかんだ。躍進を期待される“若武者”の素顔とは。(文・黒沢綾子) ◇ −−昨シーズンを振り返って 可夢偉 山あり谷あり…最後は下って終わった(最終戦はポイントなしの14位)、という感じです。 −−序盤、リタイア続きで苦しい滑り出しでしたね 可夢偉 慌ててもしようがないし、(マシンを修正するには)数カ月かかると聞いてた。いいパフォーマンスを見せて待つしかないとシンプルに考えていました。 −−最も印象に残っているレースは
前回、「東北新幹線新青森開業が青森で盛り上がらない理由。(その1)」でいろいろ書いた話の続き。 青森駅近くの繁華街の飲み屋で晩飯を食べていたら、いろんな地元の人から声をかけられたんだけど、青森県内が東北新幹線新青森開業で盛り上がっていない……という話を散々聞かされた。 新聞報道だと、 特急時代と新幹線時代を比べて18%、900人/日しか増えなかった 八戸開業時には55%、3500人/日も増えたのに…… というのが新幹線利用の実際の数字。 新幹線利用者数の伸び悩みの理由を3点ほど紹介してみます。 青森駅→東京駅の所要時間。実は17分しか変わらない まず、青森駅を朝一番に出て東京都内に午前中に到着する時間をシミュレートしてみよう。 1998年10月 東北新幹線盛岡終点時(秋田新幹線開業後) ▽青森5:24〜はつかり2号〜7:38盛岡7:46〜やまびこ10号〜10:36東京 2010年11月 東
横浜赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市中区新港1)で1月9日、「横浜消防出初式2011~集い 学び 楽しめる 参加型安全安心フェスティバル~」が開催される。 防災意識の向上と知識の啓発を目的としたイベントで、救助デモンストレーションや乗車体験、ステージショーなどを通して、大人から子どもまで楽しく防災の理解を深めることができる。 オープニングセレモニーには林文子横浜市長が出席。当日は「車両展示」「訓練展示」「参加体験」「ブース出展」「乗車体験」の5エリアでさまざまな催しを行う。 イベントでは、救助デモンストレーションや古式消防演技(木遣り・纏振込み・はしご乗り)をはじめ、消防服をショースタイルで紹介する「YFBコレクション2011」、着ぐるみによる誘拐防止教室、横浜F・マリノスのサイン入りユニフォームなどが当たる「防災クイズラリー」、お囃子・獅子舞やミニコンサートなどを実施。 体験コーナーでは
横浜マリンタワー(横浜市中区山下町15)は開業50周年を迎える1月15日、展望フロアを一律50円で開放する。 横浜マリンタワーの全長は106メートル、展望階の高さは91メートル、総重量12,000トン、敷地面積は約3,600平方メートル。昨年4月に第17回「恋人の聖地」選定委員会により「恋人の聖地」に正式認定された。展望フロアからは横浜市内を一望でき、横浜港やベイブリッジなどの夜景を楽しむことができる。 15日は、50周年を記念した「カンパイイベント」を実施。スペシャルゲストとして、マリンタワー名誉館長の横山剣さん(クレイジーケンバンド)がお祝いに駆けつけ、来場者とともに「カンパイ」を行う。 展望フロアの入場料は50円(1月15日限定)。当日は乾杯用にソフトドリンクをプレゼントする(ドリンクがなくなり次第終了)。乾杯は15時から。 2階ショップ横の自動販売機では「50周年記念メダル」を提供
【 ヨコハマこの人 】 横浜この人、最終号に寄せて。高野慈子さん 私が「この人」の取材を始めたのは2010年12月でした。記事は翌2011年の1月号に載りました。忘れもしない私の第一号はベトナム民族楽器「トルン」奏者の小栗久美子さんの記事で「竹琴に魅せられたかぐや姫」でした。「取材」することで、業種が違ったり生活する場が違い「会うことはない」と思われる方々との出会いがありました。その方々の人となりを知り「この方々の素晴らしい魅力を私の拙い文章でどうお伝えできるのか」と悩みました。推敲を重ね、添削された文章を繰り返し読み、満足できるものが書けた時は本当に安堵環を覚えました。 【 横浜カルチャー » ONENESS LOVE 】 早苗ネネ エッセイ ONENESS LOVE #29 銀河人類の誕生 シンガーでエコロジストの早苗ネネさんによるONENESS(ひとつらなりのイノチ)をテーマにしたエ
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