日本語を母語としないながらも、今は流暢でごく自然な日本語で活躍している外国出身者は、どのような道のりを経てそれほどまで日本語に習熟したのか。日本語教師の資格を持つライターの北村浩子氏がたずねていく。今回は、無類のパフェ好きとしてテレビ等への出演も多数ある、フィンランド大使館勤務のラウラ・コピロウさんにうかがった。【全3回の第1回】 * * * フィンランド出身のラウラ・コピロウさんは、筋金入りのパフェ愛好家だ。フィンランド大使館商務部の上席商務官として仕事をする傍ら、日本全国をまわって様々なパフェに「会いに」行く。1年間に500個以上のパフェを味わうこともあるという。 パフェは、日本生まれのスイーツだ。ネーミングはフランス語で「完全な」という意味のparfaitから来ているとも言われる。ラウラさんのインスタグラムには工夫と意匠が凝らされたパフェの写真がずらりと並んでいて、見ているだけで心が
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