![優秀な君たちに考えてほしいこと 評論家・山形浩生さん](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b4a330cfe4a85abcfc55bbd5e1cf1ba73ccddb9/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fedu%2Fcenter-exam%2Fimages%2FTKY201201090191.jpg)
印刷 日本の先生は先進国の中で勤務時間が長いことが、経済協力開発機構(OECD)が13日に発表した調査結果から明らかになった。ただ、長いのは授業ではなく、事務作業の時間。負担が重い一方で給与は減る傾向にあり、教員の質を確保する手立てが課題になっている。 調査によると、日本の小学校の先生の勤務時間は、2009年の時点で年間1899時間。データのある調査対象国21カ国の中で米国に次いで2番目に多かった。ただし授業に費やす時間は707時間で、OECD加盟国の平均を72時間下回っており、授業以外の事務作業などの時間が勤務時間数を押し上げていることがうかがえる。 一方で給与をみると、05年の水準を100とした場合、平均は7ポイント上昇していたのに対し、日本は5ポイント下がっている。OECDの調査担当者は「日本は仕事の負担は重いが、報酬は恵まれていない。優秀な人材が集まり教員の質を上げるような対
4月1日告示の大阪府議選に立候補を予定している長田義明府議会議長(自民)が、20日の事務所開きのあいさつで、東日本大震災に関連して「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言した。長田氏は朝日新聞の取材に「不謹慎な言い方で、反省している」と話している。 長田氏は、橋下徹知事が目指す大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎(旧大阪ワールドトレードセンタービルディング、大阪市住之江区)への府庁舎全面移転に反対。東日本大震災で咲洲庁舎が被害を受けたことを「天の恵み」と発言し、「橋下知事の考えが間違っていたということが示された」と続けた。 長田氏は取材に対し、「大阪の府庁舎移転問題の面でよかったと言ったつもりで、地震が起きてよかったと言ったつもりではなかった」と釈明した。 11日に起きた震災で、55階建ての咲洲庁舎ではエレベーターに人が閉じこめられたり、壁面パ
社説天声人語Astandなら過去の朝日新聞社説が最大3か月分ご覧になれます。(詳しくはこちら)鳩山氏の発言―「方便」とは驚きあきれる「最低でも県外」という公約を果たさなかったばかりか、その理由として米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便」にすぎなかったとは。沖縄に対する背信をさらに重ねる行為以外の何もの[記事全文]高速道値下げ―これでは「使い逃げ」だこの「値下げ」を喜ぶわけにはいかない。国民生活へのしわ寄せが大きいうえに、長続きしないことも目に見えているからだ。菅政権が今春以降の高速道路の新料金について方針を固めた[記事全文]鳩山氏の発言―「方便」とは驚きあきれる 「最低でも県外」という公約を果たさなかったばかりか、その理由として米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便」にすぎなかったとは。 沖縄に対する背信をさらに重ねる行為以外の何ものでもない。 鳩山由紀夫前首相が沖縄タイムスなどに、米軍普
大阪大医学系研究科の研究費不正使用について、調査結果を発表し、謝罪する調査委員会の西尾章治郎委員長(右端)ら=10日午後、大阪府吹田市の大阪大、筋野健太撮影 大阪大学大学院医学系研究科の森本兼曩(かねひさ)特任教授(64)が、文部科学省などからの科学研究費を私的に流用していたことが大阪大の調査でわかった。大阪大は10日、6年余りで総額約4100万円の不正使用が判明したとする調査結果を公表。そのうち、少なくとも450万円余りを私的流用と認めた。自分の家族の海外旅行費用などにあてていたという。大阪大は近く、研究費をだまし取ったとして森本特任教授を詐欺容疑で告訴する。懲戒処分も検討する。 研究費の不正使用が判明したのは、森本特任教授が昨年3月まで教授を務めていた環境医学講座の研究室。大阪大の調査委員会は2004年4月から6年2カ月分の資料を調べ、関係者に聞き取りをしてきた。 その結果、研究
インターネットの土台「IPアドレス」の日本の管理団体「日本ネットワークインフォメーションセンター」は1日、国際管理団体「ICANN」(米カリフォルニア州)が管理していた最後のアドレス在庫が、アジア太平洋地域の管理団体「APNIC」に分配されたと発表した。これで中央は在庫切れとなり、APNICなど世界に五つある地域管理団体の在庫も今年後半には底をつくと見られる。 一方でインターネット利用者は世界的に急増しているため、アドレス数を増やした次世代規格への移行作業が進められている。 30年前に規格化された現行のIPアドレス「IPv4」は全部で約43億個ある。これを256のブロックに分けてICANNが管理、分配している。これまで七つのブロックが残っていたが、最後の五つは地域管理団体に均等配分される取り決めになっているため、残る在庫は二つだけだった。これが日本時間の1日、APNICに分配された。残
埼玉県の市立小学校に勤務する女性教諭が、再三クレームを受けて不眠症に陥ったとして、担任する学級の女子児童の両親を提訴していたことがわかった。慰謝料500万円を求め、さいたま地裁熊谷支部で係争中だ。文部科学省によると、「保護者が学校を訴える例はあるが、逆のケースは聞いたことがない」という。 提訴したのは昨年9月。訴状などによると、教諭は1991年に教員になり、昨年4月からこの女児の学級を担任。同年6月、女児と他の女子児童とのいさかいを仲裁した際、母親から電話で「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と非難された。 これを皮切りに、同月末から7月中旬にかけて、児童の近況を伝える連絡帳に母親から「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」などと8度書き込まれた。 さらに、父親や母親から文科省や市教育委員会に対し、口頭や文書で批判されたほか、女児の背中に触れただけで警察に暴行
市長や市職員のボーナスなどの引き下げに賛成する一方で、議員自らのボーナス削減案は否決――。こんなことが30日に開会した香川県丸亀市の12月定例市議会であった。 市はボーナスについて、一般職は1人平均7万7999円、市長は17万4780円をそれぞれ削減することなどを盛り込んだ給与条例改正案を提案。これに対し、倉本清一議員(市民クラブ)が「不景気の下、議員が減額しないで市民の理解は得られない」として、議員1人平均8万5687円を減額する修正案を提出した。しかし、賛成6人、反対21人で修正案は否決され、市の原案が可決した。 倉本議員は「市民の常識が通じない。多数派の横暴だ」としている。一方、反対に回った議員たちは「議会の定数を減らすなど財政改革に協力している」「ボーナスは生活給だ」などと説明したが、「来年の統一地方選で選挙があったら反対できなかっただろう」という議員もいた。 この日は議員定
社民党の照屋寛徳衆院議員は29日、11月の沖縄県知事選で同党が推薦する伊波洋一・前宜野湾市長を支援するため那覇市で開いたパーティーでのあいさつで、「沖縄は『公職選挙法特区』ですから。逮捕を覚悟で腹をすえてやってもらいたい」と述べた。 パーティーには福島みずほ党首ら党幹部に加え、全国の地方組織から週末のビラ配りなどのために沖縄に来た約90人が参加。照屋氏は「街頭行動を頑張ってもらいたい。公選法を守ろうと思っている人は(今日の飛行機の)最終便で(帰っていい)」「万一逮捕されたら弁護士は私でなく福島みずほを呼んで下さい」と語った。 照屋氏は弁護士で党県連顧問。伊波氏の選挙対策本部では共同代表を務める予定だ。照屋氏は朝日新聞の取材に「士気を高めるために冗談で言った」と述べ、本気で選挙違反を促したものではないと説明した。
取り調べの様子をノートに記しながら振り返る男性=23日、大阪市北区 大阪府警東署員による脅迫的な取り調べをICレコーダーで録音していた30代の男性が朝日新聞の取材に応じ、暴言を浴びせられた時の恐怖や強引に自白を迫られた様子を語った。男性は取り調べ後に体重が6、7キロ落ち、夜は捜査員の怒声がよみがえって眠れない日もあるという。 取材には代理人の森直也弁護士らが立ち会い、約3時間の録音を再生しながら当時の取り調べ状況をたどった。 東署刑事課の警部補(34)と巡査部長(31)が、システムエンジニアとして働く男性の会社に来たのは9月3日午後1時半。警察が社員を調べていることは数日前から知っていたが身に覚えはなく、自分も調べを受けるかもと思ってICレコーダーをズボンのポケットに入れていた。 会社の駐車場に止めた車の後部座席で警部補は黙秘権も伝えず、「家もガサ行くぞ」「出せよ、お前、財布。出せ
自民党の丸山和也議員が18日の参院決算委員会で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり、弁護士仲間である仙谷由人官房長官と電話で会話した内容を暴露した。 電話したのは先月24日の船長釈放決定後。丸山氏が「訴追して判決を得て送還するのが法に従って粛々とやることでは」と尋ねると、仙谷氏は11月に横浜で開催するAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に触れて「そんなことしたら、APECが吹っ飛んでしまう。そこまでやってええっつんなら別だけどね。今はその時期ではない」と述べたという。 仙谷氏は一貫して「釈放は検察の判断」と説明してきたが、この日の答弁では丸山氏との会話について「最近健忘症にかかっているかわからないが、暴露されたような会話をした記憶は全くない」とはぐらかした。その後の記者会見では「友人関係で話したことを国会で質問するなら甚だ不本意。友人でも電話に出てはならないと肝に銘じた」と半ば会話を
清滝信宏プリンストン大教授=09年10月11日、専修大(川崎市)で開かれた日本経済学会、橋本幸雄撮影記者会見するピサリデス英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授=有田写す 物理学や化学など6分野あるノーベル賞の中で、日本人受賞者がいないのが経済学賞だ。ただ、今年は米プリンストン大でマクロ経済学を専攻する清滝信宏教授(55)が有力候補として浮上。来年以降も注目を集めそうだ。 清滝氏が注目されるようになったのは、ノーベル賞の受賞予想者を発表している米トムソン・ロイター社が今年、清滝氏を候補に挙げたのがきっかけ。同社が過去30年分の論文の引用回数を調べたところ、清滝氏とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのジョン・ムーア教授が1997年に共同発表した論文が最も引用されていたという。 この論文は、金融危機のような一時的なショックがなぜ実体経済の長期的な停滞をもたらすのかを考察したもの
前原誠司外相は28日午前の参院外交防衛委員会で、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件について「漁船が海保の巡視船に体当たりをし、(巡視船が)沈没したかもしれない悪質な事案であり、公務執行妨害での逮捕は当然だ」と述べ、逮捕の正当性を強調した。斎藤嘉隆委員(民主)の質問に答えた。 前原氏はまた、「同様の事案が起きればまた日本の国内法に基づいて対応するのは当然だ」と語り、同様のケースが再発した場合、逮捕もありうるとの考えを強調した。海上保安庁が撮影した事件当時のビデオテープについては「明白に中国漁船がかじをきって体当たりをしてきた。故意ではなくてミスで当たってきた場合は、当たる瞬間とか直前とか、当たった後でエンジンを逆回転させて(海上保安庁の巡視船から)離れる措置をとるはずだが、そういった形跡はまったくなかった」と状況を説明した。 ビデオの公開については、松本剛明副外相が「関連する法令に照らして関
【動画】心境を語る村木厚子・厚労省元局長自宅でインタビューに応じる村木厚子・厚労省元局長=埼玉県内、山本裕之撮影 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴され、無罪を主張している厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)が10日の大阪地裁での判決公判を前に、朝日新聞の単独取材に応じた。164日間の逮捕・勾留(こうりゅう)中に検事とのやり取りを記したノートなどを手にしながら、「(公判では)やれることをすべてやった。真実は強いと思っています」と今の心境を語った。 元局長は昨年6月、自称障害者団体が同制度を利用するための偽の証明書を発行するよう部下に指示したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。元局長と弘中惇一郎・主任弁護人から判決前の記事化について承諾を得た上で、2日に埼玉県内の元局長の自宅で取材。元局長は容疑者自身が取り調べ状況などを記す「被疑者ノート」など
琉球大学(沖縄県西原町)は25日、医学研究科に所属する40代の教授の学術論文で過去の実験データの流用などの不正が繰り返されていたとして、同教授を24日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。氏名や年齢は公表していない。 記者会見した大学側の説明によると、米国の血液学雑誌から3月、教授らの研究グループが発表した白血病に関する論文に実験データの使い回しなどの不正があるとの指摘が寄せられた。大学が調査委員会を設置して調べたところ、教授が同大に着任した03年以降にかかわった論文50編のうち38編に、過去の実験データの重複使用や使い回しなどの不正が判明した。 うち19編は大学院生が第一著者で、教授は指導する立場だった。問題が明らかになった論文で学位を取得した院生が11人おり、学位が取り消される可能性もあるという。 教授は調査に対し「元々自分たちが実験して得られたデータなので問題ないと判断した」などと
コラム「The Road 2010年W杯南ア大会へ」日本代表トップニュース代表メンバー日程・結果写真特集 バックナンバー逆境バネ「静」の駒野2010年6月12日 印刷 ソーシャルブックマーク 鋭いクロスを本田(CSKAモスクワ)に通した。自らペナルティーエリア内に切れ込んだ。10日のジンバブエとの練習試合。精力的に攻めた駒野友一(28=磐田)はやはり、試合後の取材エリアで物静かだった。「体調は、いいですよ」 何の因果か、右サイドバックの主力負傷によるW杯初戦先発という役回りが、2大会連続で巡りつつある。ドイツ大会は加地(ガ大阪)、今回は今野(FC東京)の代役。「彼らと同じプレーはできない。できることをやり通す」 立場に関係なく自分の仕事を全うできる意志。「人としての強さ」。駒野の強さの源を尋ねると、周囲の人々はそう口をそろえる。 和歌山県に生まれ、小学2年の時に地元チームに入団。田んぼの間
PKを外した駒野選手(3)に寄り添う松井選手=西畑志朗撮影日本代表を応援する駒野選手の母・友美子さん(前右)=和歌山市、増田啓佑撮影 短い助走からけりだされた速いボールは、クロスバーにはじかれ、ゴールの上へ飛んでいった。駒野友一選手(28)の応援に集まった和歌山市内のパブリックビューイング会場に悲鳴が響いた。 祈るように息子のPKを見つめていた母友美子さん(54)は声を失った。試合終了後、涙をぬぐい、最初に振り絞った言葉は「しょうがないですよね。ここまでよく頑張ったと言ってあげたい」。画面には目を真っ赤に腫らした駒野選手の姿が映っていた。 そして、友美子さんは「みんなに申し訳ない。本人が一番悔しいと思うけれど、よく戦った。皆さん応援ありがとうございました」と言った。 「ありがとう」「よくやった」。会場を後にする友美子さんに、400人のサポーターが大きな拍手を送った。 友美子さんは
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