エール大学を卒業後、ハーバード・ロー・スクールで博士号をとり、両校で教鞭を取った経験を持ちながら、アメリカ有数の投資会社の共同設立者にして代表。そんな経歴を持つ写真家は多分、世界にロバート・B・ハース氏ただ一人だろう。 カメラを始めて握って11年。写真家としてデビューし6年。そして現在、ナショナル・ジオグラフィックで初となる航空写真による写真集を出版したロバート氏は自身を「この世で最も恵まれた男。夢なら冷めないで欲しい」と語る。 彼の持つ写真に対する熱意、そしてアフリカに対する想いについて、語ってもらった。 (インタビューはシャノン・ヒギンス) ――意識の中で、自分は投資家ですか、それとも写真家ですか? 「贅沢な話ですが、両方です。もちろん、写真家としてのキャリアは投資家としてのそれよりずっと短いですけどね。6年前くらいからかな、自分の写真集を出版するようになってから、少しずつ写真家として