そんな言葉がたびたび交わされるほど、韓国の人々は性的少数者の存在について詳しくない。そんな環境で、性的少数者への理解を深めるための番組が放送された。韓国の教育テレビEBS『カチル・ナムニョ(小うるさい男女)』での特集だ。
![韓国の教育テレビでLGBT特集 人気の女性お笑い芸人「私、頭がとっても硬かった」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/639eef519600802d4ca60eb4164248e660ec274b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c63292e360000790f6a4a19.jpeg%3Fops%3D1200_630)
スカートをはいた女の子の絵二枚が並んでいる。一枚は脚を開いて座り、もう一枚は閉じている。「下着が見えないように、閉じて座る方が正しいよ」。絵を見比べる女児たちに、女性スタッフが語りかけた。 着衣の乱れがきっかけで、発達障害がある女児が性被害に遭ってしまうこともある。身だしなみやマナーを身に付けることも危険を避けるのに必要だ。だが、発達障害がある子どもは男児が女児の四、五倍とされ、療育施設に通うのは男児が大半。女児に必要なことを教える療育施設も不足しているのが現状だ。 名古屋市昭和区の発達障害児向け放課後等デイサービス「Luce(ルーチェ)」は、女児向けの療養プログラムを取り入れている施設の一つ。白を基調にした室内の壁紙や家具、天井のシャンデリアが、お姫様に憧れる女の子たちをウキウキさせる。来るのが楽しくなるようにという工夫の一つだ。 発達障害の子は、目からの情報は理解しやすいが、ある一部の
3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、次代を担う若い人たち、とりわけ女の子たちが性別にとらわれず生きることができる社会に――。虐待や性被害にあうなどした女の子たちを支援する仁藤夢乃さんは、「『嫌だな』と思ったら、その感覚を大事にして」と語ります。 ◇ 居場所のない女の子を支える活動をしています。セックスでの妊娠や性病のリスクについての知識がなく、「安全日があるらしい」などと誤った情報を信じている子もいます。 自分自身を振り返っても、きちんとした性の知識を教えてもらったことはなかったし、痴漢にあったり胸をじろじろ見られたり、ということが日常的にありました。大人の男性から性的な目で見られているという自覚があり、「性」についてポジティブに捉えられなくなりました。 男友達から「胸、何カップ?」と聞かれたり、胸を触られたりしたこともあります。ショックだったけど
いくら何でもヒド過ぎる人選だ。ちゃんと“身体検査”をしたのだろうかとクビをひねってしまう。軽い脳梗塞の症状で入院中の江崎鉄磨沖縄・北方相の後任に決まった福井照衆院議員のことだ。二階派のベテラン議員だが、過去には「ハレンチ写真」や架空の投資話への「出資持ちかけ疑惑」が報じられた、…
もしもあなたの大切な人が、あなた自身が「依存症」だと告げられたらどうすればいいだろうか。厚生労働省が発表したデータによると、アルコール依存症に限った話で言えば、女性の社会進出や、高齢化を反映して、女性・高齢の患者数が増加傾向にある。 1月17日に開催された「私たちが依存症になる理由」というテーマのもと開催されたトークセッションには、約20年もの間、依存症の臨床に関わってきた斉藤章佳(さいとう・あきよし)さんと、自身も過去に買い物依存症だったと話す作家の中村うさぎさんが登壇した。 前半では、依存症の根底には、性の問題が潜んでいると斉藤さんは語ったが、ここでは、その性の問題の根っこにある男尊女卑的な価値観に触れながら、依存症からの回復モデルについて探っていく。 前半の記事はこちらから 【斉藤章佳×中村うさぎ対談】私たちは痛みを抱えて生きている。「依存症」の根底にある”性の問題” 出演者プロフィ
「何かに依存する人はもともと意思が弱く、だらしない性格だと見られがちですが、それは偏見です。(中略)仕事がうまくいかない、あるいは大切な人を失う。こうした誰でも経験する出来事が引き金になって、依存症への一歩を踏み出すかもしれないのです。つまり、依存症と絶対に無縁だといい切れる人などこの世にいないということになります」 これは、斉藤章佳(さいとう・あきよし)さんによる日本で初めての痴漢の実態を明らかにした専門書『男が痴漢になる理由』の中に書かれている一節だ。 1月17日新宿、「私たちが依存症になる理由」というテーマのもと、中村うさぎさんと斉藤章佳さんによるトークセッションが行われた。 当日の天候はあいにくの雨だったものの、会場には多くの来場者が集まった。参加者たちは真剣な眼差しでふたりの話に耳を傾け、ときに議論に参加したり、質問をぶつけていく。依存症という病に対して、ここまで感情が入ってしま
都内で行われたアイドルグループのライブを見る観客(2017年7月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / Kazuhiro NOGI 【2月26日 AFP】東京の雑多な街角。狭く薄暗い会場で中年男性たちがステージ上に声援を送っている――彼らが熱狂しているのは6歳(取材当時)の少女だ。 「あいちゃん6さい(現在の活動名は「あいちゃん7さい」)」は髪にリボンを着け大人のようなメークを施しているが、まだ非常にあどけない。 あいちゃんのように小規模なステージで活動する少女たちを日本では「地下アイドル」と呼び、それが問題視されることもない。しかし、ここで見られるある風潮が未成年者を危険にさらしていると人権団体は訴える。日本では幼い少女を性の対象にすることへの危機意識が極めて乏しいというのだ。 日本では児童ポルノの「単純所持」が2015年にようやく摘発対象となったばかり。先進国の水準に追いつかんとす
ドイツの各都市って、パリやミラノ、あるいはロンドンやアントワープに対して抱くような「ファッショナブル」なイメージには乏しい? はい、それ、否定しません。 出典: flickr/Moyan Brenn CC BY 2.0 日本から旅行に来て、パリから列車でミュンヘンに入った友人が開口一番、「フランス人とドイツ人では着ている服の色やシルエットがぜんぜん違うね!」と言ったのには思わず笑ってしまいました。そう、異素材を上手に組み合わせたり、華やかな色のアイテムを効果的に使う人が目立つパリの人たちに比べて、ミュンヒナーたちの身に着けているものは色も地味で、機能性重視というか、着心地重視というか。あるいはちょっと気を使っていそうな人がいても「自分らしさが大切」というか……「ファッショナブル」とはちょっと違います。 もちろん、個人レベルでは地下鉄の駅などに「おしゃれだなあ」と見とれてしまうような人も稀に
トルコ・アンカラで、児童を性的に暴行した加害者が被害者と結婚すれば釈放を認めるとした法案に抗議してデモを行う人たち。世論の激しい反発を受けこの法案は撤回された(2016年11月22日撮影)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【2月21日 AFP】(更新)トルコ政府は20日、子どもが被害者となる性犯罪事件に国民から怒りの声が上がっていることを受けて、性犯罪者に化学的去勢を行うことを検討すると発表した。 アブドゥルハミト・ギュル(Abdulhamit Gul)法相は「性欲を抑制またはなくすための化学的去勢の実施とその期間は裁判所が決める」と述べ、「導入について数日中に政府内で協議することになるだろう」と付け加えた。 トルコは2016年、有罪判決を受けた性犯罪者に対する化学的去勢を導入したが、国家評議会(行政事件の最高裁)が昨年8月、化学的去勢の定義と制限があいまいだとして実施を中止させていた
今月12日、水戸市を中心に活動する女性アイドルグループの「水戸ご当地アイドル(仮)」の元メンバーの女性が、運営責任者の男性からセクシュアルハラスメント・パワーハラスメントを受けたことを訴えているというニュースが報道された。 報道によると、今回被害を訴えたうめさんは運営責任者の男性から夜中に呼び出され飲酒をさせられたり、イベント後に過呼吸で倒れた際、男性に担がれ胸を触られたりしたそうだ。後日「(胸が)柔らかかった」などと言われたのだという。また、「練習場所にわいせつな本が置かれたことがあった」とも話している。 これらの訴えに対して男性は、飲酒を強要した覚えはないが、夜中に未成年を呼び出したことや結果的に飲酒をさせた責任を認め「深く反省している」と述べる一方、「『(胸が)柔らかかった』と言ったかどうかは覚えていない」、わいせつな本については「知人の見舞いに持っていく物だった」とも述べているとの
「いつ自分が〇〇だって気づいたの?」「いつ目覚めたの?」 LGBT やクィアな私たちはよくこの無邪気な質問を受けます。〇〇には「レズビアン」「バイ」「同性愛者」「そっち」「オネエ」「ゲイ」など色々なものが入りますが、その都度私たちのほとんどは答えに窮します。なぜなら、ほとんどの場合私たちは気がついたらなっていた以外の答えを持っていないからです。 だから私たちは時に、答える代わりに質問で返すことがあります。 「じゃあ、あなたはいつ自分が異性愛者/ストレートだと気づいたの?」と。 こう問い返された異性愛者は、どのように反応するのでしょうか。「そうか、自分が気がついたら異性愛者だったように、この人も気がついたらそうだったんだな」と思うかもしれません。もしくは「なぜそんなことを聞かれなくてはいけないんだ、異性愛者になるのは当たり前じゃないか。何か目覚めるきっかけや気づくきっかけがなかったら普通は異
【2月7日 AFP】今年で死後34年を迎えるフランスの哲学者ミシェル・フーコー(Michel Foucault)が著した「性の歴史(The History of Sexuality)」シリーズのうち、未発表だった第4巻「肉体の告白(Confessions of the Flesh)」が今月9日、ついに出版される。 未完のまま残されていた同著では、「同意」をめぐる繊細な問題についても論じられており、遺著管理者らはフーコーの考えを世に出す機が熟したと判断。仏出版社ガリマール(Gallimard)から出版される運びとなった。 編集者のフレデリック・グロ(Frederic Gros)氏は、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)」運動の高まりを受け「この独創的な大作の出版にふさわしい時が訪れた」と説明した。 フーコーが同書の執筆を開始したのは1980年代初頭。フーコ
韓国・平昌で、五輪マークのそばを歩くボランティアの人たち(2018年2月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / Kirill KUDRYAVTSEV 【2月6日 AFP】韓国で9日に開幕する平昌冬季五輪で五輪史上初めて、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)や虐待に苦しむ選手を心身両面でサポートするカウンセリングセンターが設置される。会場内の4か所に設けられ、大会関係者によると、被害にあった選手が警察に被害を届け出られるよう法律面での助言も行う。 国際オリンピック委員会(IOC)で安全保護対策を担当するスーザン・グレイニッグ(Susan Greinig)氏は「私たちは選手たちを守る必要がある。選手たちが(セクハラを)回避しどのような状況にも対処できるようサポートしていく」と語った。 グレイニック氏によれば、選手を性的虐待から保護する活動を始めた頃、この問題はまだタブー視されていた。だが
ホテルや旅館は、同性カップルの宿泊を拒むことはできません――。厚生労働省は、旅館業に関する衛生等管理要領を改正し、「性的指向、性自認等を理由に宿泊を拒否することなく、適切に配慮すること」と明記した。これまでも宿泊拒否は旅館業法(宿泊させる義務)違反だったが、具体的に書き込むことで周知を図るという。 「性的指向」は好きになる性、「性自認」は性別に関する自己認識のこと。厚労省は1月31日付の要領改正の項目の一つとし、拒否してはいけない具体例について、「ダブルベッドの予約制限を含む」とも記した。都道府県などに通知済みで、6月15日から施行する。 男性同士のカップルがラブホテルで利用を拒否されたことを受け、東京都豊島区の池袋保健所が昨年、大阪府の池田保健所が16年にホテル側を行政指導。自民党の特命委員会も同年、政府に改善を要望していた。(二階堂友紀)
自社製品を手にする、コンドームメーカー「コンビニエンス」の社員ら。韓国・ソウルにて(撮影日不明、2018年2月1日提供)。(c)AFP PHOTO / CONVENIENCE CO. 【2月1日 AFP】今月開幕する平昌冬季五輪で、11万個のコンドームが配布されることが分かった。大会組織委員会が1日、明らかにした。冬季五輪史上最多の配布数だという。 2月9日に開幕する平昌五輪の2週間超にわたる会期中、配布されるコンドームの数は2010年のバンクーバー冬季五輪、2014年のソチ冬季五輪より1万個多く、2925人の参加選手1人当たり37.6個となる。 ただ、コンドームは選手以外の人でも手に入れることが可能だという。大会組織委員会によると、平昌と江陵(Gangneung)の選手村で「コンドームの入った容器が、男子と女子両方のトイレに設置される」ほか、報道センターや医療センターでも配布される。 う
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