かつて竹中平蔵氏は、「民間でできることは民間でやることが、国民や、国全体のためになるという思いでやっている」と語った。その言葉通りに郵政民営化を率先するなど、日本の舵取りの先頭に立っていたことは間違いのない事実である。大学を卒業後は銀行員となり、経済学者、政治家…と、常に「経済」をテーマとした仕事と共に生きてきた竹中氏の目には、現状の社会保障はどのように映っているのだろうか? 取材・文/篠塚祭典(編集部) みんなの介護 まず初めに、社会保障全体を見渡して一番の問題は何だと思いますか? 竹中 無駄使いをしていて、やるべきことをやっていないということ。ものすごく典型的にいうと、今この瞬間、大富豪にも年金が支払われているということですかね。日本中の大富豪にはなんの恨みもないですけど、あくまでもわかりやすく言うと、です(笑) 年金って保険じゃないですか。生命保険を考えてもらうとわかりやすいんですけ
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