僕は何かと図書館を利用します。専門書を借りることが多く、区の図書館に行って広島大学の本を移動してもらって借りるのですが、その手続は実にめんどうです。 まずは受け取り図書館に行って書面で手続きをします。その後、物流の都合により1週間近く待ってからようやく受け取りとなります。 これってものすごく時間の無駄じゃないですか?返却も合わせて3度も区の図書館に行かなければなりません。何より1週間待たされます。 そして専門書なので持ち運びも大変です。数冊借りると軽い筋肉痛になります。(どんだけ運動してないんだ!) これって、電子図書館を作ったら一発で解決しませんか? 国立電子図書館を作ればいいじゃんと思うわけですよ。ものすごくメリットが有ります。 予約待ちがなく、ネットでアクセスすると同時に本を借りることができる 図書館に行く手間もいらない 重くなく、スマホ以上のデバイスがあれば閲覧できる 専門書から一
こんにちは。この連載では、何度か図書館について取り上げてきましたが、昨日(10月29日)、こんなニュースが飛び込んできました。 “図書館関係者が多くを占める会場で、新潮社の佐藤隆信社長が、売れるべき本が売れない要因の一つは図書館の貸し出しにある、と口火を切った。佐藤社長は、ある人気作家の過去作品を例に、全国の図書館が発売から数カ月で貸し出した延べ冊数の数万部のうち、少しでも売れていれば増刷できていた計算になると説明。(中略)新潮社を旗振り役に大手書店やエンターテインメント系作家らが、著者と版元の合意がある新刊について「貸し出しの1年猶予」を求める文書を、11月にも図書館側に送る予定だ。” 出版不況の一因は、無料で本を貸し出す図書館にある。こういうことは昔から言われていたわけで、筆者も一度取り上げたことがあります。ですが、ここへ来て出版界の声が、さらにヒートアップしてきた印象があります。本当
「グーグルの書籍電子化、著作権法に違反せず=NY連邦高裁」(ロイター)、「米高裁も書籍電子化認める著作権裁判、グーグル勝訴」(共同)といった見出しで第一報が伝えられていますが、グーグルの「ライブラリー・ブックスキャン」の上訴審で初審の判決を認める判決が10月16日に下りました。以下、判決文を読んだので詳細を説明してみます。 これはもともと2004年頃から、グーグルが国内外の複数の図書館と合意の上で蔵書をスキャンし、電子化されたデータを図書館側に渡す一方で、グーグル利用者がキーワード検索するとその言葉が載っている本が全文検索で探せて、一部閲覧できる、Google Books Library Projectというサービスを始めたところから起きました。 2007年にこのプロジェクトに慶應義塾大学図書館が加わり、日本語の本も対象になったこと、そして一方で、図書館ではなく、出版社とパートナーを組んだ
2015-10-28 図書館さん、新刊を無料で貸し出すのはもう止めてあげて 本 現在、出版業界は未曽有の大不況らしいが、その原因のひとつに図書館で起きているこが関係しているそうな。 新刊を貸出す とある書籍で得た知識だが、現在、図書館では発売したばかりの本(新刊)を、あまり間を開けずに貸出しするそうだ。しかもそれは僅かな数ではなく、相当量という。市場のことを考えれば、これで問題になることは容易に想像できるだろう。 出版社や作者が煽りを受けるということだ。 せっかく出した本、しかもベストセラーで利益が出そうな本を、半年もしないうちに官が無料で貸し出ししてしまう。これでは出版した会社も筆者もたまったものではない。理不尽にもほどがある。 ゲーム業界で例えてみる 長い月日をかけて、ゲームを制作する。待望のリリース日を迎え、販売のペースは順調だ。しかし、ここで行政が運営する「ゲーム館」にて、3か月後
国立国会図書館に1冊6万円強もする趣旨が分かりにくい本が大量に納入されていると、ネット上で騒ぎになっている。図書館側は税金から、納入された本の半額を支払うことになるだけに、疑問の声も上がっている。 きっかけは、「亞書」というナゾの本がアマゾンで売られていると、2015年10月20日ごろにツイッターなどで話題になったことだ。 関連出版社だけで、計1000万円が支払われた? ロシア人らしきアレクサンドル・ミャスコフスキーという著者名で15年2月から次々に出され、6万4800円もする本が計96巻まであった。いずれも新品を1冊だけ扱っていた。 その後、国会図書館にこの本が60巻まで納入されていることが分かった。国会図書館法第24条では、出版物は原則として1部を納本するよう義務付けており、その際は、代償金として、小売価格の半額を支払うことになっている。とすると、出版社側には計200万円ぐらいが支払わ
武雄市図書館にTSUTAYAの在庫が押しつけられる - Togetterまとめ http://t.co/HqIGyCuNHr @togetter_jpさんから 文化資本の格差是正装置でもある図書館が金儲けの道具になるのってなかなか皮肉の効いた事態だよね。 — 新橋九段 (@kudan9) 2015, 8月 10 図書館を文化資本の格差是正装置として期待する声は多い。しかし本当に、図書館は文化格差・知的格差の拡大防止や解消に貢献しているのだろうか? この問題について、本稿ではまずid: yuki_o 氏らの興味深い調査『社会階層と図書館利用』を紹介する。 これは国会図書館が平成26年度に行った『図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査』という調査結果の分析だ。yuki_o 氏らはこのデータから回答者を「文化資本」「経済資本」「社会関係資本」の3つの軸で分類し、それぞれの図書館利
本がずらーとたくさん並ぶ図書館。これだけたくさんの本があっても、何万何億とある本の中には、図書館で取り扱われていないものがあります。取り扱い禁止本には、なんらかの理由があるものです。 しかし、その理由はフェアなものでしょうか? マンスフィールド大学ペンシルバニア校の図書館司書であるScott DiMarcoさんが、取り扱い禁止書籍とそれに対する周りの反応とその危険性を自身の経験を踏まえて語っています。 *** 図書館という世界で、情報へのアクセスは人権の1つであり、情報の改ざんやコントロールは許されることではない。 図書館の棚に並ぶ本は、読み手がすべての事柄にバランスよくアプローチできるよう、熟練の司書によって選ばれている。私たち司書は、個人的にその本の意見に賛成だろうが反対だろうが、すべての視点を読者に提供できるよう努めているものだ。 一部の人や団体がある本に怒りを覚えたとしても、良質な
図書館を紹介する本はたくさんありますが、いつもどれだっけ?となるので、自分的に参考になりそうな資料をひろってみた。ちょうどこれからGWだし、行ってみたい図書館でも探してみようと思う。 SOTOKOTO (ソトコト) 2013年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 木楽舎発売日: 2013/04/05メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る 現時点で最新で、魅力的な図書館について詳しく紹介されています。しかも国内83館、海外も6館と、全国まんべんなく網羅しています。実は某図書館のレコメンとして自分のアカウントが掲載されていたのですが、気がついたのは購入後1週間後でした(笑) TOKYO図書館日和 作者: 冨澤良子出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2007/05メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (25件) を見る 東京の図書館33館を紹介。掲載
1. この問題の火付け役は? ここ最近、TSUTAYAを運営しているCCC*1(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営する公設図書館を巡る報道が盛んに行われている。 事の発端になる話は佐賀県武雄市の「TSUTAYA図書館」の蔵書について不適切な選書が行われていたところから始まる。当初はTwitterで選書に関するツイートがまとめられ、拡散されている状態だったと記憶している。そこからジワリジワリと話が広がっていき、全国ネットのニュースにまで発展していった。 僕自身はこの問題を7月末くらいから追っているが、全国規模の話題になった火付け役はハフィントンポスト(以下、「ハフポス」と省略します)だと思う。ハフィントンポストはアメリカ発のウェブメディアで、日本版では長野智子 (@nagano_t) | Twitter氏が編集主幹を務め、朝日新聞社が提携して運営されている。ウェブメディアということも
米GIZMODOに2015年10月2日付けで、”Why Don’t Libraries Have Dungeons & Dragons Gamebooks?”と題した記事が掲載されています。著者はサウスフロリダ大学教員のEdward Schneider氏です。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は世界初のロールプレイングゲーム(RPG。ゲーム機等を使わず、紙やサイコロ等の道具を使いながら、ルールブックに従い、人間同士の会話によって遊ぶゲーム)です。40年以上の歴史を持ち、日本のコンピュータゲームにおけるRPGにも大きな影響を与えたとされています。 Schneider氏はこのRPGのための資料(ルールブックやゲーム中で使用するための地図等をまとめたもの)について、スポーツのルールブックや地図帳等と同じくレファレンス資料であり、図書館で所蔵すべきものであると考え、Worldcatを用いて米国の図書館
もやもやするので時間があるときに書く。とりあえず関連ページをリンク。 メモ 結論は図書館も国立大学と一緒で改善すべき点は大量にあれど、ガラガラポンして良いかというと良いものでない。漸進的にゆっくりと変化すべき TSUTAYA図書館の選書を批判する意見が図書館戦争の未来に続いているようでアレ。 図書へのアクセス容易性と分類の話は分けるべき 分類の適切さと配架の適切さはわけるべき 経費削減 or 新規参入が理由で日本十進分類法(NDC)を使っていない可能性もある ちゃんとやることやって、守ること守れば別にCCCが図書館運営しても良いだろう。 私が武雄市の図書館問題で気になったのは個人情報(図書館の貸出履歴)の扱いがアレだと思ったから フェンスを外す人の好例:本の貸出情報は個人情報であるかないか プライバシー侵害を懸念する際に「個人情報保護法」でいう個人情報でないから問題ないと主張する組織が相次
本日は10/1にリニューアルオープンした海老名市立中央図書館を訪問。TSUTAYAを経営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と図書館流通センター(TRC)が指定管理者となったことで話題の図書館。こうした試みは佐賀県武雄市の図書館に続く二例目だそうな。 図書館危機 斬新なカテゴライズ。日本十進数分類(NDC)なんて目じゃないぜ!何それおいしいの? 階下は蔦屋書店になっている。表示を見れば一応わかるけど、商品の棚と蔵書の棚が隣接と言っていいほど近い距離にあるから、このへんどうも戸惑いがち。 元々プラネタリウムのドームがあった構造を利用した書架。なんとなくファンタジー世界の図書館にありそう。この棚は一面料理関係の本だけど、多すぎる。料理本の蔵書が多いのは結構なことだけど、偏りすぎでは。さてはCCCが不要になった料理本を売りつけたな!? 奥に見えるは併設されたスターバックス。そのおかげ
愛知県小牧市の新図書館建設計画を巡る住民投票が4日、投開票された。反対が賛成を上回り、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と連携した市計画は、見直しを迫られることになる。当日有権者数は11万6624人で、投票率は50・38%。 20歳以上の有権者が、計画に「賛成」「反対」に○を付ける形で投票し、反対は3万2352票、賛成は2万4981票だった。無効票は1427票あった。 小牧市は、既にCCCの提案を反映した基本設計案を策定。「ツタヤ図書館」として話題を呼んだ佐賀県の武雄市図書館と同様、書店やカフェを併設し、CCCは開館後の指定管理者候補の一つだ。新図書館の延べ床面積(5770平方メートル)は現図書館の2・6倍で、最大収容冊数も2倍強の50万冊を計画。建設費は42億円で3年後の開館を目指していた。 山下史守朗(しずお)市長は、名鉄小牧駅前の再開発を踏ま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く