プミポン国王の誕生日を5日に控え、早急に平穏を取り戻そうとする暗黙の了解が司法関係者にあったのだろうか。 新国際空港の閉鎖など混乱していたタイで、憲法裁判所が結審と同時に与党3党の解党を命令する判決を下した。タクシン元首相派のソムチャイ政権は発足後2か月余りで崩壊した。 今回の件では、読売社説に負けたなぁと思った。勝ち負けとかいう意味ではないし、自惚れでもあろうけど、たいていの場合、社説の読みより私のほうが当てている感はあるのだけど。いや、そういう社説が読みたいものだ。 これで一件落着かと言えば、そうならないところが問題だ。 解党された「国民の力党(PPP)」など3党の議員が、受け皿として設立した新党に移籍し、来週の臨時国会で後継首相を擁立し、復権を狙っているからだ。 タクシン色の濃い人物が後継首相に選出されれば、反タクシン勢力は、再び実力阻止の行動に出る恐れがある。 私の読みでは、世界不