5月31日、2019年度「大学出版部協会春季懇親会」で同会理事長の黒田拓也氏(東京大学出版会)が報告した。 東京大学では、18年12月にダイキン工業との間で締結された「産学協創協定」により、同社から10年間で100億円の資金提供を受ける。同大学の人文分野でも毎年1億円の予算が支給される見通しで、これをもとに4月に北京大学と共同運営する研究・教育プログラム「東アジア藝文書院」を創設、今後は英語・中国語版の書籍の出版を積極化していくという。 なお、大学出版部協会春季懇親会には、全国の大学出版部会員者など83人が参加。また、同日に開かれた定時社員総会では古澤言太氏(九州大学出版会)を副理事長にするなど、新体制が承認された。