タイの首都バンコクで開かれた記者会見で、ウミガメの死因について説明するチュラロンコン大学病院水生生物研究センターの獣医師(2017年3月21日撮影)。(c)AFP/Roberto SCHMIDT 【3月21日AFP】7時間に及ぶ手術の末に腹部から1000枚近くの硬貨が摘出されたタイのウミガメが、合併症により死んだことが分かった。手術を行った首都バンコク(Bangkok)にあるチュラロンコン大学(Chulalongkorn University)の動物病院の獣医師らが21日、明らかにした。 25歳だった雌のウミガメは、生息していた池に人々が幸運を願って投げ込んだ硬貨をのみ込み続けていたとみられ、タイ語で「貯金箱」を意味する愛称で呼ばれていた。今月6日に行われた手術では、消化器官にたまっていた計5キロもの硬貨が摘出され、快方に向かっていると考えられていた。 しかし、先週末にかけて容体が急激に悪