鹿児島県奄美市の名瀬港では、台風24号が通過したあと、灯台がなくなっているのがわかり、海上保安庁は強風や高波で倒壊したのではないかとみて調べることにしています。 奄美海上保安部によりますと、30日午前9時ごろ、台風24号による被害を調査していた海上保安部の職員が、コンクリート製の基礎部分を残して灯台がなくなっているのに気づきました。 この灯台は、平成元年に海上保安庁が名瀬港の湾に突き出た形の防波堤の先端に設置し、高さは11メートル、軽い素材の強化プラスチック製で、中は空洞になっていて、夜になると赤い光を点滅させていました。 名瀬港がある奄美市では、29日夜から30日朝にかけて、港付近も大荒れの天気となりました。海上保安庁は強風や高波で倒壊したのではないかとみて調べることにしています。