かんぽの宿に続き、JR東京駅前の東京中央郵便局(東京都千代田区丸の内)の再開発が、日本郵政の「民営化見直し」の新たな争点に浮上してきた。鳩山邦夫総務相が2009年2月26日の衆院総務委員会で、東京中央郵便局について「国指定の重要文化財になる価値のあるものが工事によって価値がなくなれば国家的損失になる」と再開発に異議を唱え、かんぽの宿に続くテーマにする構えを見せたのだ。マスコミがこの問題に飛びつくのに気をよくしたのか、週明け3月2日には大勢の記者やカメラマンを引き連れて現地を視察して「こんなに壊されているのか」と大げさに嘆いてみせるなど、からだ。 総務相は株主としての権限を行使することで、見直し求める かんぽの宿問題の追及で脚光を浴びる鳩山総務相は「重要文化財になるものをなくすのは、トキを焼き鳥にして食べるような話だ」とボルテージを上げ、マスコミの注目を集めた。 1931年に完成した東京中央