新書の体験価値とはなんだろう。 読むことでその知識を耕し、 ただ溜めていくのではなく、 一つの好奇心を新たな発見に変えていく自由な行為。 それは自分を新しくしていくことでもあるだろう。 新書の体験価値は、 様々なジャンルを体系立てて簡潔に読めること。 一冊の新書を扉にして、 様々な知識や価値観と出会うことができる。 それは自分とじっくり向き合う時間へとつながっていく。 もっと言うと、読んだものは薄れ忘れてしまうものだ。 それでもいい。 新たな好奇心がまた新たな関心あるテーマを出現させる。 そして新たに読むことで私たちは 日々アップデートしていく。 新書を読むことは、 あたらしくなること。
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