兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、同県議会議員全員が知事に辞職を求める異例の事態となっている。神戸学院大学の鈴木洋仁准教授は「当選当初、『県政の刷新』を掲げる若い知事に向けられた期待は大きかった。斎藤知事がかたくなに辞任を拒むのは、『自分は県民に支持されている』と本気で勘違いしているのではないか」という――。 会見で涙を見せたが、辞職は否定 斎藤知事は、「いつ」辞めるのか。政治をめぐる話題では、自民党総裁選も、立憲民主党代表選も蹴散らして、多くの人の注目を集めている。 9月11日の定例記者会見では、涙を見せたものの、続投する意向を貫いた。なぜ辞めないのか。誰もが疑問に思う。ここまで袋叩きにあいながら、なおも耐え忍ぶメンタルは、強いのか、鈍感なのか。彼自身の性格、あるいは、金銭面を含めた事情にも関心が集まる。 テレビもネットも、「パワハラ」や「おねだり」、といった、