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ジャパニーズヒップホップが興隆し、日本語ラップやクラブカルチャーが大きく発展した90年代にスポットを当て、シーンに関わった重要人物たちの証言をもとに、その熱狂を読み解く書籍『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ(仮)』が、12月上旬に辰巳出版より発売される。YOU THE ROCK★、Kダブシャイン、DJ MASTERKEY、CRAZY-A、KAZZROCKといったアーティストのほか、雑誌『FRONT』の編集者やクラブ『Harlem』の関係者などにも取材を行い、様々な角度から当時のシーンを検証する一冊だ。 本書の編集・制作を担当したリアルサウンドでは、発売に先駆けてインタビューの一部を抜粋し、全4回の集中連載として掲載する。第1回は、渋谷・宇田川町が“レコードの聖地”と呼ばれていた時代に、日本語ラップをいち早く盛り上げたレコードショップ「CISCO」にてバイヤーをしていたDJ
現代の音楽ビジネスにおいて、成否のカギは「ライブ」になった。YouTubeの普及などによりCDパッケージ市場が縮小トレンドの中、強烈な体験が提供できて、ソーシャルメディアなどで「自慢」できるライブ市場はどんどん拡大。2013年には遂にCDとライブの売上は逆転した。今は多くのアーティストが、ライブ・コンサートの動員に注力するようになっている。 「金融コラム(http://www.quick.co.jp/)」より引用そんなライブの世界において、右肩上がりの成長を遂げているアーティストがいる。シンガーのJUJUだ。JUJUのライブは下記のグラフのように、年を追うごとに増収を続けていて、倍率もどんどん高くなっており毎公演即時完売が続いているという。私もファンとして何度か足を運んでいるが、そのバイアスを差し引いても他のアーティストのライブとは一線を画している。 ※イベント出演を除く。単独公演の数字。
ホーム / Interview / 【インタビュー】空間現代 | 彼らはなぜ拠点を東京から京都に移し、ライヴハウス「外」を作ったのか? 空間現代が作った京都のイベントスペース「外」ロゴ 空間現代が京都に活動の拠点を移す。更に「外」というライヴハウスらしからぬ名前を持ったライヴハウスを作る。突然流れたそんなニュースに驚き、未だ混乱している方も少なくないと思う。彼らは東京で結成され今年で10年目を迎える。ヨーロッパツアーの敢行や演劇を始めとした他ジャンルとの共演などその活動は年々拡がりをみせている。ジャンルも国も超え順風満帆に活動を続けているように見える彼らが今、なぜ京都に? そして京都の“外”からやってきた彼らはこの街で何を企むのか。実際に三人に話を聞くことで少しずつ解き明かしていきたいと思う。(インタビュー:堀田 慎平) 「地点のアトリエであるアンダースローにみんな自転車で来て入口にバーっ
今日はWORLD HAPPINESS行ってきたんですよ。 雨が降りそうでなかなか降らなくて、途中で多少は降ったものの大したことなくてまあまあ快適に。 柴田聡子は同じラインに大森靖子がいたらそりゃ厳しいだろうなと思い、AFTER SCHOOL HANGOUTはもう本当におっさんの同窓会みたいでしたがそれはそれでまあいいやねと思い、WEAVERは何でこんなにうまくてこんなにポップでこんなにイケメンなのに売れないのだろうと思い、矢野顕子はもう何の問題もなくいつも通りのアッコちゃんでよっしゃよっしゃと思い、スチャダラパーは新曲入れつつもやっぱり最後には「サマージャム'95」をやってくれたのでありがたいと思い、ポカスカジャンは「Let It Be」のコード進行に近い曲をガンガン「Let It Be」に挟んでいくネタが最高だと思い、ムーンライダーズはもう往年のキレは期待できないものの揃っている姿を見ら
石野卓球が、6年ぶりのソロアルバム『LUNATIQUE』をリリースした。ピエール瀧との「電気グルーヴ」の活動とも並行して行ってきたソロワークスをまとめた格好で、今回のアルバムでは「性」や「エロス」をテーマにしているという。 そんな彼の胸中を聞くべく向かったのは、元『ロッキング・オン・ジャパン』編集部員で音楽ライターの兵庫慎司。過去に電気グルーヴの単行本を編集したり、昨年公開のドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?』にも関わるなど、電気と付き合いの長い兵庫が相手だけに、そのインタビュー内容は思わぬ方向に進み……。 掲載ギリギリのマシンガントークを、たっぷりにお届けする――。 ――6年ぶりのソロアルバムなんですが、もういろんなところで出ているインタビュー記事を読ませていただくと、このアルバムのために曲を作ったんじゃなくて、既に膨大な数の曲があった中からこの10曲を
先週の7月8日は、なかなか作品を発表してくれないことで知られるダンス・ミュージックの二組の雄、アヴァランチーズとエイフェックス・ツインが共に作品をリリースした日となった。そこで、今回は彼らの作品を含む、ダンス・ミュージックの歴史を永遠に変えることになった40枚の名作を御紹介しよう。 1. クラフトワーク『ヨーロッパ特急』(1977年) まずはクラフトワークの画期的なアルバム『ヨーロッパ特急』だろう。これこそ彼らを比類なき革新者たらしめた、ハイセンスで知的な名盤だ。 2. デヴィッド・ボウイ『ロウ』(1977年) デヴィッド・ボウイのベルリン3部作は、彼の作品の中でも最も大胆で挑戦的なものとして際立っているが、『ロウ』はその中でも頂点に立つと言える。ブライアン・イーノとコラボレーションした実験的かつ先進的なこの作品はクラフトワークなどからヒントを得ているが、このアルバム自体が影響力の強い1枚
日本人スマートフォンユーザーの半数、女子高生に至っては8割が所有していると言われるiPhone。そのiPhoneにはもれなく無料で音楽制作ソフトが入っているのだけど、知らない人も多いのではないだろうか。 実をいうと、GarageBand(ガレージバンド)というソフトは、このために数万円だしても惜しくないくらいの、史上最高レベルでよくできた音楽制作ソフトなのだ。ちょっとしたコツさえあれば、簡単に音楽が作れるし、楽器にもなる。この連載では、ぼくが長年のGarageBand生活からつかんだコツをみなさんと共有していきたいと考えてる(えらそう)。 先日、ぼくはGarageBandをちょこちょこっと使って、10分ちょっとくらいでこんな曲を作った。 ぼくはbackspace.fmというテック系のポッドキャストをやっていて、そのエンディング曲に、ボカロネットというサービスの自動作曲ツールを使って毎回違う
いわゆる2ちゃんねるネタであり「あそこに書かれていることなんて気にしなくていいと思うぞ」で終わってしまう話を、あえて書いてみる。 就学前の幼少時から始められる楽器の代表例は、なんといってもピアノとヴァイオリンだろう。 大人になってから始める人がいるくらいには人気もある。 そんなだから、当然2ちゃんねるにもヴァイオリンのスレはあるのだが、ピアノと違ってこのスレはほぼ十年来、ギスギスした空気で現在に至っているのだ。 理由は、幼少時から始めた人=アーリー組と、高校・大学・社会人くらいから始めた人=レイト組の対立にある。 結果、本スレから分家した、レイト向けスレの1に貼られるテンプレからして、その上から目線ぶりが尋常ではない。 以下の論争はすでに終結しています。 1.プロ演奏者に関する鑑賞系の話題 ●耳の腐ったレイトに良し悪しは解らんだろう。 2.音律・ビブラートのしつこい論争 ●ヴァイオリンはピ
プラッドのアルバムを聴くこと。それはエレクトロニック・ミュージックの快楽そのものだ。電子音の快楽、メロディの美しさ、こだわりまくったトラックメイクなど、エレクトロニック・ミュージックならではの「気持ちよさ」の真髄があるのだ。だから20年以上に及ぶ彼らの軌跡は永遠に色あせない。1997年リリースの『ノット・フォー・スリーズ』もいまだ「未来の音楽」に聴こえるほどである。 前作『リーチー・プリント』から2年の歳月を経て、ついにリリースされた新作『ザ・ディギング・レメディ』も、まったく同様だ。世に出た瞬間からエヴァーグリーンなエレクトロニック・ミュージックなのである(個人的には2000年の『トレーナー』に近い印象を持った)。 そして、とくに肩肘張ることなく自分たちの音楽を自分たちなりに追求していくその姿勢は、とにかく素晴らしい。彼らはいたってマイペースに「普通に、流麗な曲に聴こえるけど、どこか変?
氷室は2014年7月に、耳の不調などにより今後のライブ活動の無期限休止を発表。その後の神奈川・横浜スタジアムでのライブを経て、今年4月より活動休止前最後のライブとなる今回のツアーを開始した。今回のツアーは4月23、24日の大阪・京セラドーム大阪公演からスタートし、愛知・ナゴヤドーム公演、福岡・福岡 ヤフオク!ドーム公演を経て、東京ドームにて3DAYS公演を実施。ツアー全7公演で30万人超を動員した。 開演時刻を迎え場内の照明が落ち、氷室のこれまでの軌跡を振り返るオープニングムービーが流れ始めるとすさまじい歓声と手拍子がドーム内にこだました。映像が終わるとステージに氷室が登場。「最後の夜だぜ!」と叫び、1曲目「DREAMIN'」を歌い上げる。サビでは氷室の煽りに応え、観客が大合唱を響かせた。 その後は「RUNAWAY TRAIN」「BLUE VACATION」とBOOWY時代の名曲を連続で披
1995年3月1日、ロンドンのとある駐車場に大型の黒のリムジンが静かに入ってきた。そのそばでは、2人の若者がスチール製の高いフェンスに顔を押し当てている。すぐ横にはウェンブリー・スタジアムのツイン・タワーがそびえている。彼らは早口で喋り、腕時計を確認しながら、自分たちのヒーローを一目見ようと落ち着かない様子で待ち構えていた。 リムジンのドアが開くと、彼らはいっそう強くフェンスの手すりの上に乗り出そうとした。しかしその時、大きな手が彼らへ伸びてきた。「お前たち、そろそろやめるんだ」。低い声が響く。彼らは振り返り、その警備員の目をじっと見た。一瞬、彼らは混乱した。リムジンのドアが閉じる音が聞こえた。彼らはすぐさま振り向いたが、時すでに遅しと分かり、落胆した。彼らが姿を見ようと待ち望んでいた男は去ってしまった後だった。 ゲートを越えると、高級車が何台も並んでいた。色付き窓ガラスのしゃれた長距離バ
TorrentFreak 4月21日、プリンスが亡くなり、人びとはスーパースターの死を悼んだ。プリンスの曲が無断で公開されていたファイル共有サイトの管理人によると、以前、プリンスが個人的に彼の携帯電話に電話をかけ、30分にわたって海賊行為がいかに危うい存在であるかを語っていたという。 4月21日、現代音楽史上最高のミュージシャンの1人がこの世を去った。TMZがもたらしたその訃報は、プリンスがペイズリー・パークで亡くなったことを伝えた。享年57歳であった。 プリンスの音楽的才能は疑いようもないが、彼とインターネットとの関係はしばしば複雑なものであった。彼は昨年、Tidal以外の大手のストリーミング・サービスから自身の曲をすべて削除させていた。 しかしファイル共有界隈では、プリンスはインターネットの海賊行為を終わらせるために尽力してきた人物としてよく知られていることだろう。 9年ほど前、「イン
2016.04.27 Wed Sponsored by KASHIWA Daisuke『program music II』 クオリティーの高い作品を作るために重要なのは理論なのか? それとも、理論を知らないまま自由に作るからこそ爆発力のある作品が生まれるのか? そんな問いはこれまでに何度も繰り返されてきたが、もちろん明快な答えを出すことはできない。 エレクトロニカ系のアーティストとして出発し、坂本龍一も賛辞を寄せるなど、アカデミックなイメージもあるKASHIWA Daisukeだが、実際には工学部の出身で、音楽学校で理論を学んできた音楽家に対してコンプレックスもあったという。しかし、自身の欲求に従って作品を作り続けるなかで、徐々に自らの進む道を見出していった。 そんなKASHIWAの最新作『program music II』は、たむらしげるの著書『水晶山脈』にインスパイアされ、生楽器のアン
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