皆さん、こんばんは。スウェーデン・アカデミーのメンバーと、今晩ご臨席の素晴らしいゲストの皆さまに心からのごあいさつを申し上げます。出席できずに申し訳ありません。しかし私の心は皆さんと共にあり、名誉ある賞を光栄に感じていることをご理解ください。ノーベル文学賞の受賞を、想像したり予想したりすることはできませんでした。私は幼い頃から、このような栄誉に値すると見なされた人たちの作品に親しみ、愛読し、吸

彼らのオリジナルアルバム発売は、2013年2月の「人間と動物」以来約4年ぶり。収録曲や仕様などの詳細は後日発表される。全国ツアーは3月12日の北海道・Zepp Sapporoから3月24日と25日の東京・Zepp Tokyoまで、6会場7公演にわたり行われる。 TROPICAL LOVE TOUR2017年3月12日(日)北海道 Zepp Sapporo 2017年3月17日(金)愛知県 Zepp Nagoya 2017年3月18日(土)大阪府 Zepp Osaka Bayside 2017年3月20日(月・祝)福岡県 DRUM LOGOS 2017年3月21日(火)岡山県 YEBISU YA PRO 2017年3月24日(金)東京都 Zepp Tokyo 2017年3月25日(土)東京都 Zepp Tokyo
Best of 2016: Albums of the Year In 2016 the musical climate, much like the wider world, underwent many changes: from the peak of experimental-flavoured house and techno and the quietly forming rise of ambient, through to the influx of street-level politics within electronica, and the rejuvenation of traditional indie sounds moving deeper into more uncharted and underground-facing channels. We fee
2016年はまだ1ヶ月も残っているのに、少々フライング気味ですがベストアルバム50枚を。愛聴したはずなのに漏れてしまったアルバムが何枚もある気がします。ざっと思いつくのは、大森靖子「Tokyo Black Hole」とか、マックスウェル「black SUMMERS' night」とか。あ、岡村ちゃんとジェームス・ブレイクも入ってない!つまりそれぐらい2016年のミュージックライフは充実していたのです、僕にとって。そして多分きっと、世界中のポップ音楽愛好家にとって。 こうやって50枚のジャケットを並べるだけで、もう壮観ですね。ああ、幸せ。基本的に海外の作品はエクスペリメンタルで圧倒的なものに、日本の作品は生活にかけがえのないものに、それぞれウェイトが置かれたチョイスになりました。リピート最多はなつやすみバンドかしら。再発盤はディランやビル・エヴァンスを、旧譜だとキリンジとR.E.Mを特によく
それは、カネの流れを変えるはずだった。一方的に価格を設定し、暴利をむさぼり、著作者たちを囲い込み、契約で縛り、他人の著作物を我が物として扱い、それをネタにカネを儲け、重役たちに高給を出している大手企業に入っていくカネの流れを変えるはずだった。少なくとも、語られていた「革命」はそういうことだった。しかし実際には、カネの流れを止めてしまった。行き先が大手であれインディであれ、録音された音楽にカネを出す人は激減してしまったのだ――読後、そのことを改めて思った。 The Pirate Bayが挑発的な態度で注目を集め、Kim Dotcomがその巨体に匹敵するような富を蓄えているとわかったあのとき、何が起きていたのか。 スティーヴン・ウィットの『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』(関美和訳)は、膨大な文書を調べ、何十人もの人に話を聞き、5年近くの歳月(「あとがき」による)をかけてま
日比谷野外大音楽堂に新しい問題が起きている。 ということを、今年の夏から秋にかけて、何度か日比谷野外大音楽堂に足を運んだことで知った。去年はなぜか日比谷野音に行く機会が少なかったので、僕が知ったのが今年なだけで、実際はもっと前から起きていた可能性もある。 それは何か。音かぶりだ。 日比谷野音の外、日比谷公園の「第二花壇」「大噴水」などがあるいちばん広いスペース。あそこで催し事をやっていて、そちらにもステージがあって演奏などが行われていて、音がかぶってしまう。という問題です。 最初にそれに気がついたのは、8月27日のきのこ帝国のワンマンだった。この日、日比谷公園では「第14回 日比谷公園 丸の内音頭大盆踊り大会」という催しが行われており、MCとか曲間のたびに、大音量のその「丸の内音頭」が野音の中までがんがんきこえてきてしまうのだ。 まあ、じゃまにならないわけがない。何度目かのMCでは佐藤千亜
ヒネニ、ヒネニ 神よ、準備はできている “ユー・ウォント・イット・ダーカー” 自分の死を予見していたとしか思えない。デヴィッド・ボウイの『★』ほどコンセプチュアルではないにせよ、2010年代に入ってからの『オールド・アイディアズ』(2012)、『ポピュラー・プロブレムス』(2014)、そして本作『ユー・ウォント・イット・ダーカー』は20世紀を代表する詩人が自らの晩年と死期を綴った連作だと……訃報のあとの現在からはよりいっそう感じられてしまう。ただ、まだ彼がこちら側にいた頃――ほんの数週間前だ――、本作を聴いた自分の頭に浮かんだのは「まだ自分にはわからない」ということで、それはコーエンが82歳を迎え死と対峙していることをその時点でたしかに嗅ぎ取っていたからだ。 たとえば先日他界したアンジェイ・ワイダの結果的な遺作『ワレサ 連帯の男』が20世紀のかつての理想主義を描いていたように、あるいはイー
「地下音楽への招待」剛田武:著(2015/ロフトブックス)を非常に興味深く読んだ。伝説の吉祥寺マイナーを中心に70年代後半から80年代前半で演奏された音楽についての回想本だ。 非常にトリッキーな構成と展開を見せ、終盤で山崎春美が語り初めると、急に世界が混沌へ向かう。ドキュメンタリーでありながら、幻想小説みたいな読み方をした。 そもそも吉祥寺マイナーは非常に観客が少なかったという。それを追体験した本は、現場を目撃した人が限られる以上、真実か否かは判断できない。する必要もない。実際に音楽へ触れるのは、現場体験と録音物はクッキリ違う。 本書の不満は灰野敬二が非常に重要な位置を占めながら、本人のインタビューなどが皆無なところ。アプローチしたのか、それで拒否されたかは知らない。だが饒舌に語る山崎と非常に対照的だ。 いわば本書は回想であり現在とは分断した立場で書かれている。あの人は今、でも当時を踏まえ
昨夜、The Roomに初老の紳士がお越しになった。 そして、ファッション評論家の大内順子さんばりの サングラスをかけたお連れの女性(奥様?)が 「ライブはいつ始まるの?」と僕にお尋ねに・・・。 今日は演奏はないんです、 レコードを回すだけなんですと説明するも、 「だって表の看板にジャズと書いてあったじゃないの?」 とご納得頂けない様子。 「まぁ、いいじゃないか」 と紳士に笑顔で僕に温和な眼差しを投げかけて頂き 事なきを得た。 尊敬するピアニスト、 吉澤はじめさんのニュー・アルバムに収録される 'My Favorite Things'の後に、 トモキ・サンダースをフィーチャーした 彼の新曲(はじめさんもトモキとレコーディングをしたのだ)を かけていた時の事だ。 紳士がブースにやって来て、 「ファラオ・サンダースをご存知だとか」 とお尋ねになった。 店長の佐藤強志がお二人と話していたので、
ジャパニーズヒップホップが興隆し、日本語ラップやクラブカルチャーが大きく発展した90年代にスポットを当て、シーンに関わった重要人物たちの証言をもとに、その熱狂を読み解く書籍『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ(仮)』が、12月上旬に辰巳出版より発売される。YOU THE ROCK★、Kダブシャイン、DJ MASTERKEY、CRAZY-A、KAZZROCKといったアーティストのほか、雑誌『FRONT』の編集者やクラブ『Harlem』の関係者などにも取材を行い、様々な角度から当時のシーンを検証する一冊だ。 本書の編集・制作を担当したリアルサウンドでは、発売に先駆けてインタビューの一部を抜粋し、全4回の集中連載として掲載する。第1回は、渋谷・宇田川町が“レコードの聖地”と呼ばれていた時代に、日本語ラップをいち早く盛り上げたレコードショップ「CISCO」にてバイヤーをしていたDJ
現代の音楽ビジネスにおいて、成否のカギは「ライブ」になった。YouTubeの普及などによりCDパッケージ市場が縮小トレンドの中、強烈な体験が提供できて、ソーシャルメディアなどで「自慢」できるライブ市場はどんどん拡大。2013年には遂にCDとライブの売上は逆転した。今は多くのアーティストが、ライブ・コンサートの動員に注力するようになっている。 「金融コラム(http://www.quick.co.jp/)」より引用そんなライブの世界において、右肩上がりの成長を遂げているアーティストがいる。シンガーのJUJUだ。JUJUのライブは下記のグラフのように、年を追うごとに増収を続けていて、倍率もどんどん高くなっており毎公演即時完売が続いているという。私もファンとして何度か足を運んでいるが、そのバイアスを差し引いても他のアーティストのライブとは一線を画している。 ※イベント出演を除く。単独公演の数字。
ホーム / Interview / 【インタビュー】空間現代 | 彼らはなぜ拠点を東京から京都に移し、ライヴハウス「外」を作ったのか? 空間現代が作った京都のイベントスペース「外」ロゴ 空間現代が京都に活動の拠点を移す。更に「外」というライヴハウスらしからぬ名前を持ったライヴハウスを作る。突然流れたそんなニュースに驚き、未だ混乱している方も少なくないと思う。彼らは東京で結成され今年で10年目を迎える。ヨーロッパツアーの敢行や演劇を始めとした他ジャンルとの共演などその活動は年々拡がりをみせている。ジャンルも国も超え順風満帆に活動を続けているように見える彼らが今、なぜ京都に? そして京都の“外”からやってきた彼らはこの街で何を企むのか。実際に三人に話を聞くことで少しずつ解き明かしていきたいと思う。(インタビュー:堀田 慎平) 「地点のアトリエであるアンダースローにみんな自転車で来て入口にバーっ
今日はWORLD HAPPINESS行ってきたんですよ。 雨が降りそうでなかなか降らなくて、途中で多少は降ったものの大したことなくてまあまあ快適に。 柴田聡子は同じラインに大森靖子がいたらそりゃ厳しいだろうなと思い、AFTER SCHOOL HANGOUTはもう本当におっさんの同窓会みたいでしたがそれはそれでまあいいやねと思い、WEAVERは何でこんなにうまくてこんなにポップでこんなにイケメンなのに売れないのだろうと思い、矢野顕子はもう何の問題もなくいつも通りのアッコちゃんでよっしゃよっしゃと思い、スチャダラパーは新曲入れつつもやっぱり最後には「サマージャム'95」をやってくれたのでありがたいと思い、ポカスカジャンは「Let It Be」のコード進行に近い曲をガンガン「Let It Be」に挟んでいくネタが最高だと思い、ムーンライダーズはもう往年のキレは期待できないものの揃っている姿を見ら
石野卓球が、6年ぶりのソロアルバム『LUNATIQUE』をリリースした。ピエール瀧との「電気グルーヴ」の活動とも並行して行ってきたソロワークスをまとめた格好で、今回のアルバムでは「性」や「エロス」をテーマにしているという。 そんな彼の胸中を聞くべく向かったのは、元『ロッキング・オン・ジャパン』編集部員で音楽ライターの兵庫慎司。過去に電気グルーヴの単行本を編集したり、昨年公開のドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE?』にも関わるなど、電気と付き合いの長い兵庫が相手だけに、そのインタビュー内容は思わぬ方向に進み……。 掲載ギリギリのマシンガントークを、たっぷりにお届けする――。 ――6年ぶりのソロアルバムなんですが、もういろんなところで出ているインタビュー記事を読ませていただくと、このアルバムのために曲を作ったんじゃなくて、既に膨大な数の曲があった中からこの10曲を
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