今村復興大臣が自民党の派閥のパーティーで、東日本大震災の復興に関連して、被災者を傷つける発言をした責任を取りたいとして、復興大臣を辞任する意向を固めたことについて、自民党の二階幹事長は「政権が緩んでいるとか、自民党が緩んでこうなったとか、そんなものではなく、本人の自覚の問題だ」と述べました。
山本幸三・地方創生相が16日、観光振興のために文化財を活用することについて「一番のがんは学芸員。この連中を一掃しないと」と発言したことが波紋を広げている。翌日撤回されたが、発言について「理解がない」と嘆く関係者がいる一方で、「もっと市民に向き合わないと」との意見も出た。現場の声を聞き、考えた。 保護とのバランス模索 今年1~3月まで、東京国立博物館で開催された「春日大社 千年の至宝」展。展示を見た菅義偉官房長官は、英語以外の中国語や韓国語の解説が不足していると不満を漏らした。同館の関係者によると、菅氏は多言語表示への対応を求め、同館は急きょ対応に追われたという。 海外からの観光客(インバウンド)に利便を図ることは、「観光立国」を目指す安倍政権の意向に沿うものだ。文化庁は、今年2月から文化財を観光に生かすための多言語解説について検討する有識者会議を開き、3月には文化財を中核にした観光拠点形成
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