ウクライナ情勢をめぐって、政府が現地の日本人に国外への退避を呼びかける中、退避を予定している長年、現地に住む日本人男性がインタビューに応じ「お世話になっている国なので、非常に悲しい」と話し、現地の状況が早く落ち着いてほしいと訴えました。 オンラインでNHKの取材に応じたのは、ウクライナの首都キエフに30年以上住み、国立のオペラ劇場で芸術監督の補佐を務める寺田宜弘さんです。 寺田さんは、キエフ市内の様子について「いままでどおり、平和な印象です」としたうえで「きょうは、車や人が少ないと感じました。海外から来ている人がウクライナから出るようにと報道されたのが理由だと思います」と話していました。 また寺田さんによりますと、キエフ市内のスーパーマーケットでは、買い占めなどは起きていないということですが、この数か月の間に、卵などの食品の値段が上がっているほか、今後、電気やガスの料金が大きく値上がりする