兵庫県尼崎市長選と同時に行われた市議補選(欠員1)も20日投開票され、日本維新の会公認の新人高谷浩司氏(59)が初当選した。投票率は32・76%だった。 共産党市議の辞職に伴って実施され、自民党、維新、共産の各1人と無所属2人の新人計5人が立候補していた。同市で同日実施は初めて。(広畑千春) 【尼崎市長選の開票状況】こちら 【リンク】尼崎市長選の特集ページ
日本維新の会、またも兵庫県内市長の悲願ならず-。落選の一報を知った大原隼人氏(44)は「応援してくれたみなさんや仲間の期待に応えられず、力不足だった」と頭を下げた。 2018年、当時大阪府知事の松井一郎氏に会い、維新の考え方に共感。兵庫維新塾が設立されて入門し「尼崎を子どもたちに誇れるまちにしたい」と今年9月、尼崎市長選に手を挙げた。 地元育ち、二児の父、保育園経営者-を前面に出して市内を自転車で回り、議員ら約100人が尼崎入りし総力戦を展開。幹部らも続々と応援に駆け付けた。 しかし、双方とも「子育て支援」を掲げたため対立軸をつくれず、説得力ある市政批判も打ち出せないまま、県や大阪との連携強化という訴えに終始した。「万博を見据えて大阪・夢洲までロープウエーをつなぐ」との構想も有権者の手応えはつかみきれなかった。 大原氏は「一定の人が変革を求めていると感じた。これからも『まちは変わる』ことを
初当選を確実にし、稲村和美市長(左)から花束を受け取る松本真氏=20日夜、尼崎市七松町3(撮影・斎藤雅志) 大阪の隣でも維新は勝てなかった。20日投開票の兵庫県尼崎市長選は、現職後継の無所属新人で前市教育長の松本真氏(43)が、日本維新の会新人、大原隼人氏(44)との一騎打ちを制した。兵庫初の公認首長を目指し、5度目の挑戦となった維新。「勢力拡大の分かれ目」だとみて総力戦を展開したものの、今年3月の西宮市長選と同じく「非維新」の包囲網を崩せなかった。来春の統一地方選に向け、戦略の見直しを迫られる可能性もある。 「一人一人の輪が広がり、大きなうねりになった。勝因は市民の皆さんの尼崎への思い」。当選確実の報にわく事務所で、松本氏は感極まった表情で語った。 尼崎市では2代20年にわたり、政党の支援を受けない「市民派」の市長が務めてきた。そんな中で、現職の稲村和美市長(50)が文部科学省の官僚だっ
「初めて話すことだけん、誰にも言わんどって」。風邪声のような熊本弁で息子や娘になりすまし、現金をだまし取る「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」が熊本県内で急増している。多様化する特殊詐欺の手口に、新たに加わった「方言」。ばってん、なんで方言ば使うとだろか。 手口の一例はこうだ。 10月初旬、熊本市内の住宅にある固定電話が鳴った。70代の女性が取ると、相手は息子と同じ名前を名乗り、「喉が痛くて腫れとる」と説明してきた。その翌日、同じ人物がガラガラ声でこう話してきた。 「(株を買うために)友達が会社の金を横領した。(株購入時に)自分の名前を使われたけん、お金を渡さんといかん。(今日中に)お金を貸してほしい」
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