もし、昨年の3月11日にあなたが避難区域に指定された場所に、小さなお子さん、あるいはお孫さんと一緒に住んでいたと想像してみてください。当然、甲状腺検査を子どもに受けさせました。その『検査結果のお知らせ』が右の一枚です。なぜ、二次検査の必要はないのかの理由はひと言も書かれていません。わが子の甲状腺にあったのは結節なのか、嚢胞なのか、両方なのか、それすらわかりません。そこで検査してくれた大学に電話しましたが、「山下先生がいないので、わかりません」。これが今、福島で起こっている現実です。山下先生、どうなっているのですか。 【出席者】 山下俊一さん(福島県立医科大学副学長) 安田三千子さん※仮名(福島市・42歳・子ども7歳、4歳) 和田良子さん※仮名(郡山市・36歳・子ども7歳) 安西恵子さん※仮名(飯舘村→福島市・44歳・子ども8歳) 高村美春さん(南相馬市・43歳・子ども5歳) 北山佳那さん(