Image credit: NASA/ESA 欧州宇宙機関(ESA)は3月25日、ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プロジェクトである「宇宙進化サーベイ(COSMOSプロジェクト)」による観測で、宇宙の加速を確認したと発表した。 ライデン天文台の天文学者らなどから成るチームが、COSMOSプロジェクトによって観測された44万6000個もの銀河のデータを調査し、さらに地上で観測した19万4000個もの銀河のデータを照らし合わせた結果、宇宙の加速を確認できたという。 また、今回の新しい分析では、大規模な物質分布が測られ、銀河が少しだけ変形する、いわゆる「弱い重力レンズ効果」も符号化された。 今回の観測について、エディンバラ大学のパトリック・サイモン氏(Patrick Simon)は「これほど多くの銀河を分析したのは前例のないことですが、それよりも、宇宙の中で目に見える構造に関する例外なデータを多く得る方