ノーベル物理学賞に決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校(UCSB)の中村修二氏(60)が現地時間の7日、同大で行った記者会見の詳報は次の通り。 ◇ --受賞決定の電話があったとき何をしていたか 「寝ていた。でも実際は緊張していたので、30%ぐらいは寝ていて、70%は眠れていなかった」 --研究を始めた約20年前に(ノーベル賞受賞を)思っていたか 「まったく考えていなかった。会社(日亜化学工業)に入ったときには赤色LEDだけを扱っていて、売り上げもよくなかった。会社の人には赤色LEDを推されていた。いつまでたっても売り上げがよくならなかったので怒った。(日亜化学創業者の小川信雄)会長に『青色LEDを作りたい』と言ったら、『いいよ』とお金も出してくれた。海外に行ったこともなかったので『1年間留学したい』といったら、それも『いいよ』と。たった5秒の会話だった。米フロリダ州の大学に留学した。
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