10月9 IFRS任意適用企業の開示分析(2) ―感応度分析 カテゴリ:IFRS 続き 旬刊経理情報(2014/9/20号)の特集「IFRS任意適用企業の開示分析」には、前回ご紹介した財政状態計算書・包括利益計算書の開示事例のみならず、注記の開示事例も紹介されております。IFRS10〜IFRS13の注記事例等も取り上げてますので、IFRS任意適用を考えている企業の方は参考になると思います。 IFRSを適用すると注記の分量が増えます。定性的情報も増えますが、定量的情報も分量が増加します。例えば、IFRSでは「感応度分析」の開示が求められます。 「感応度分析」とは、ある指標が一定割合変動した場合に、それが利益などにどれだけの影響を及ぼすかという分析をいいます。 期末日現在でリスクに晒されている金融商品等の「リスクの程度」に関する定量的データの開示であり、将来情報を積極的に開示するというIFRS