従業員5名の小さな建設会社のオーナー社長Aさんは、ある日、会社で会議中に、急性心筋梗塞で突然亡くなってしまいました。残された奥さんは専業主婦で、それまで経営のことにはノータッチ。「会社のことは従業員が引き継いでうまくやってくれるだろう、そうすれば自分も生活に困ることはないだろう」、とタカをくくっていました。奥さんにしてみれば、会社といっても小さなオーナー会社ですから、個人商店と同じ感覚だったのだと思います。 ところが、従業員らは「早く新しい社長を決めてもらわないと、せっかく進めていた新件の大型工事の話がおじゃんになってしまいますよ!」とAさんの奥さんに詰め寄ってきました。 困った奥さんは、とりあえず役員に相談しようと会社の登記簿謄本を見てみたものの、役員に名を連ねている人たちは全く知らない人ばかり。会社の顧問弁護士さんに相談すると、「この会社の株主はAさんだけですか?」と聞かれ、奥さんはそ
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